読書アクセス
「充実した読書につなげられるような案内作り」をテーマとして、多読のビジネスマンが本の紹介や比較をしているWebサイト
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「ブロックチェーン・レボリューション」ドン・タプスコット著


デジタル技術によって世界が変わるという話題において、主な技術に挙げられやすいものといえばブロックチェーンではないだろうか。
ビットコインなど金融分野にとどまらず、契約の実現を組織でなくテクノロジーに置き換える、巨大な台帳。それは取引の種類にもよるが、基本的に既存の集権的なビジネス、制度にたいして変革や大きな効率化をもたらす可能性があるものだ。

本書はそのブロックチェーン技術について第一人者が解説するものだ。そして他の第一人者たちによる高評価も得ているらしい。分かりにくいテクノロジーの話について大きく間違えずに基礎知識を得るには、最も適している一冊だろう。


(見解)
本書はブロックチェーン技術をインターネットばりに世界を一変する力があると考えている。
それはどんな取引でも記録でき、その信頼性に中央集権の力を必要としない特性をもつ。
ブロックチェーンの金融技術に可能性を感じ、巨大銀行の幹部や巨大IT企業の幹部がビジネスを試しつつあるのが現状である。
この技術の懸念は取引の拡大により処理能力の限界がくる可能性や、データ記録に用いられる電力コストであり、その解決に向けても日々努力が続けられている。

(比較と特徴)
本書はブロックチェーンによる変化に焦点を当てた未来予測の本である。
技術についてすっきり分かるわけではない。それは他の未来予測の本(アレック・ロスの本http://kazunotesu.jp/blog-entry-137.html?spなど)と同レベルといっていい。

本書がそのような未来予測の本と異なるのは詳しい著者がブロックチェーンに話題を特化し、そこから全ての領域への影響を洞察するところだ。また、発行が2016年の後半であり、最近の様々な企業の反応も描かれている。
ブロックチェーン技術に特に注目する人にとっては、未来予測に力になる一冊だ。もしブロックチェーン開発がうまくいった場合、その波及を素早く理解できるようになると思う。

(参考になりそうな記事)
ボストン・コンサルティング・グループによるブロックチェーン技術の論考

AIとブロックチェーンに関するITメディアの記事

(その他)
http://topicvision.jugem.jp/
トピックVISION: ニュースになるような様々な話題について情報を整理しているサイト

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「経済」レイ・ダリオ作


ウォール・ストリートジャーナルによっても世界最大と評されるヘッジファンドは、レイ・ダリオの率いるブリッジウォーター社である。https://www.google.co.jp/amp/s/www.wsj.com/amp/articles/the-worlds-largest-hedge-fund-is-building-an-algorithmic-model-of-its-founders-brain-1482423694

そして、このレイ・ダリオが経済の本質について述べた動画がYouTubeに公開されており、しかも日本語に翻訳されている。それが「the economy (経済)」である。

https://youtu.be/NRUiD94aBwI

これは経済が循環する仕組みを紹介した作品であり、マクロ経済が今どのような状態で、今後拡大するのか縮小するのか考えるときの助けになる。

その内容は僕の理解した限り、次の通りだ。
①金融は、信用(クレジット)の創出によって人々の購買力を高める
②購買力の高まりは物価を高め、企業の業績も上がり、インフレになる
③高すぎるから物を買わないとか、売りたい人が買いたい人を上回るとき、物価は下がりだす
④物の価値を基礎として成り立っていたクレジットは縮小し、人々の購買力が下がる
⑤購買力が下がると企業業績も物価も下がり続けてデフレになる
⑥物価が下がりきって買う人々が売る人々よりも増えるとき、物価は上がりだす
→①につながり、流れは循環する。

そして中央銀行はこの②と⑤を振れ幅が大きくなりすぎる前に調整しようと、金利を調整したり紙幣の印刷量を調整したり、市場に介入する。
例えば、
インフレのときに金利を上げればクレジットの創出は抑えられ、ダメージが大きくなる前に物価を下げ始められる。
デフレのときに金利を下げればクレジットの創出を促進できて、ダメージが大きくなる前に物価を上げ始められる。

現在の日本はデフレを抜け出せず、金利をとても下げている。住宅ローンの貸出がここ数年伸びてきている等変化がみられるが、インフレ目標は達成されなかった。
それは大前研一氏の著作http://kazunotesu.jp/blog-entry-125.html?sp にある日本の将来への不安など、様々な社会的な心理が関わっていることが要因のように思われる。
投資家に役立つのみならず、社会の課題をより深く考えるのにも役立つ作品である。


・・・21世紀の人々の投資活動について考えた本

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「佐藤オオキのスピード仕事術」佐藤オオキ著


デザインオフィスnendoの代表であり、スターバックス等飲食店の店舗設計や時計デザイン、キャラクターデザイン等を手がけるデザイナー、佐藤オオキさんによる仕事術の本。
毎週土曜にラジオ番組も手がけているので、そこで知るようになった人もいるかもしれない。http://www.j-wave.co.jp/original/laughsketch/
自然体でトークしていて、聴いているとリラックスする。今日の放送を聴いたところによれば作業BGMとして評判が良いらしいが、僕もそう思う。


(見解)
仕事はどんな仕事もやりかけではなく「保存して終了」することを心がけつつ、タイミングにより最も気分の乗る仕事は変わるので、取りかかるものはその時々で決める。打ち合わせの場でアイデアを30個くらい浮かべつつ、質問していって5個くらいまで決めこみ、その後のずれをなくす。
等々
(比較と特徴)
働くときの気分に注目して、どんな場面が最もアイデア思い浮かぶか、気分の動きとタスクをどのように調整するか等を考えているところが特徴だと思う。
コンサルタントの本でも早い段階でのクライアントとの認識合わせ等は出るだろうが、「最も集中力が高まるのが打ち合わせの場だからそこでアイデアをたくさん出して、少数まで決めこんでいく必要がある」という発想などは本書ならではだ。

クリエイティブな、感情や気分と直に向き合う仕事をする人からの仕事術の本は佐藤可士和さんの作品もある。超整理術などは、特にその考え方を体系的に述べてある一冊だ。
日頃のビジネス本とは別な視点からビジネスを考えたいときなど、これらの本を読むのが面白いと思う。

(参考になりそうな他のサイト)
http://www.asahi.com/and_w/interest/SDI2015012355151.html
日頃の仕事についてのインタビュー記事

https://casabrutus.com/special/raizin
佐藤オオキさん自身がインタビュアーとなっている複数の記事のまとめページ

(その他僕のサイト)
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「聞き上手話し上手」佐藤可士和 著


ユニクロのカタカナロゴを作り出したことでも知られるクリエイター、佐藤可士和さんが喋りたい人にひたすら会いに行ったインタビューの総集編が本書。
雑誌「UOMO」の企画力なのか、著者のネームバリューなのか、竹中平蔵、大前研一、三木谷浩史、秋元康、太田光、亀田誠治、等々ものすごいメンバーだ。
「どうやって作ってるのか」という話が多くて、そこで気にすること・そこに乗せている目的意識は人それぞれ。
まるで雑誌の面白い記事の集大成であり、ラジオのインタビューのような対談であり、読んでいてとても楽しい作品だ。

(見解)
この本は多くの人との対談なので、その一つ一つに色々なメッセージが出ているが、佐藤可士和さんの発言を辿ると、

・(対談する人の経歴や作品を必ず知っていて、どこにどう感銘を受けたか簡潔にコメントしている。会いたい人に会いに行くのだから自然に知っているのだろうが、対談の序盤に必ず簡潔に伝えている)
・情報があふれ返る世の中だからこそ、その入り口となる外見はすごく大事
・自分一人が張り切っても、プロジェクトをまとめる力がないと、クリエイティブディレクターとは呼べない
・振り返ると「あんなの誰でもできるよ」って言われた仕事の方がいい仕事に分類できる。コンセプトが明快で印象に残る、でも本当は真似できない、ということなので
・いいデザインが浮かぶためにいちばん大事なのは「日常感」みたいなこと。面白い、つまんないと、あまり深く考えずにいろいろ思っているようなことがすごい大事
・注文の奥をちゃんと見て、クライアントが本当に望むことを探り当てて「こっちのほうがよかった」って思ってもらうのがプロの仕事
・顔とかファッション性にも、その人の表現がそのまま出る

…などなど、表現すること、作り出すことについて様々に見解を述べており、対談を通じて佐藤可士和さんのクリエイティブであり続けるための考え方にもふれることができる。ちなみに上記の列挙は、ほんの一部だ。

(比較と特徴)
佐藤可士和さんの本には「超整理術」(http://kazunotesu.jp/blog-entry-94.html?spで紹介)もあり、体系的にデザインの作り方を述べてくれている。
ただし読むときの楽しさでいえば「聞き上手話し上手」が圧倒的で、リラックスして読む内容が印象にしっかり残るというタイプの人にとってはこちらが良いだろう。
美術系のバックグラウンドを持ちつつ経営コンセプトにも深く関わる著者の考え方には、今後分野をまたいで仕事するようなときに指針となってくれる魅力があると感じている。

(参考になりそうな他のサイト)
http://www.13hw.com/interview/16_01.html
佐藤可士和さんがクリエイティブディレクターになるまでの道をインタビューしている記事

https://www.houdoukyoku.jp/posts/8888
佐藤可士和さんが奥さんと共にインタビューを受け、関係などを述べている記事


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「困ります、ファインマンさん」R.ファインマン著


この作品はノーベル物理学賞を受賞しており数々のエピソードでも知られるリチャード・ファインマン氏の回顧録である。
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」という著作のエピソードは人柄の出た笑えるエピソード中心となっているが、本作品はファインマン氏の恋愛と結婚生活に加え、ロスアラモスの原爆開発プロジェクトやNASAのスペースシャトル事故調査委員会に携わったこと・そこから悩んだ末に出てきた考え(講演)が述べられており、作品の雰囲気が異なる。
また、「ご冗談でしょう~」は取っつきやすさからか本屋でもよく見かけるが、本書はあまり見かけない。しかし両方読んだ感想を言わせてもらえば、本書も(むしろ、本書の方が)人柄の伝わるエピソードが収められていて、それに加えて問題に対処する考え方や科学技術への洞察があり、面白い本である。



[ファインマン氏の洞察を数点紹介]
NASAのスペースシャトル事故であるチャレンジャー号事件は1986年に起きたロケット打ち上げの失敗で、アメリカの国威に関わる大事件であった。
この調査と問題解決のために組まれた委員会は当然各界のトップクラスの有識者をそろえたメンバーであり、ノーベル物理学者であったファインマン氏は中でも問題解決のキーパーソンであった。

彼の観察に出てくるポイントの、一例を挙げるとすれば次の文だ。
「こっちは理論的に起きる可能性のあることに基づいて質問をしているのだが、作業員の連中から見れば、僕は彼らの扱っている技術的な問題がツーカーで通じる相手に見えるわけだ。
工員たちはみるみるくつろいできて、組立作業で改良できる点などの、いろんな思いつきをしゃべりはじめた。」

理論物理学者であるファインマンは、問題となりうるポイントを仮説としておさえてあり、調査に乗り込む前に専門家を集めた1日がかりの勉強でドライブをかけた知識をもとに質問を進めていたのだ。単なる論理でなく、現場に活きている知識を理解していることは信頼関係を作り出す。
誇りをもって働いている職人気質であればあるほどそうだろうと思う。

本書は「科学の価値とは何か」という章でしめくくられる。ファインマン氏は理論物理学の優秀な若者として、原爆開発に携わり、うちひしがれ、1955年にもととなる講演を行った。
「科学があれほどの破壊をもたらしたのを目のあたりに見た僕は、自分がこれほど愛し、これほど全身全霊を打ちこんできた科学というものの価値とは、そもそも何なのか?という疑問につきあたった。僕は是が非でもその解答を見つけなければ気がすまなかった」という序文。
科学の価値として氏の述べていることのエッセンスを僕が一言でまとめるなら、それは「未来に選択肢をより多く残すこと」である。
もっというなら、科学があったことで人の想像力も実現力も高められてきた。科学の追求は知識への誠実さをもととしており、その成果の確立は民主主義の確立とも時期が重なるという。
「着実に進歩を重ねてゆくためには、自分の無知を悟り、疑問の余地を残すということ、これこそが最も重要なことであると私たちは学んできました。」
科学に疎い人でも、本書は本当に楽しく読める。僕自身文系だったが、本当に楽しかった。おすすめの本だ。
(参考になるサイト)
YouTubeに、ファインマン氏の業績とインタビューをまとめている動画がある。但し英語だ。
https://youtu.be/LyqleIxXTpw



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「フリー」クリス・アンダーソン著


本書は科学雑誌「wired」の編集長を10年務め、その後起業して経営者となっている人物が経済活動の新たな視点を提起する本だ。
あらゆるデジタルサービスが無料化を進めているが、それはコンテンツを無料で配信することとなる作り手にとって必ずしもマイナスではない、という考えを掘り下げている所は現代のビジネスモデルを考えるのに有用だと思う。

[見解]
無料ビジネスは「一部だけ無料」「第三者から料金獲得」「特別なものだけ有料(フリーミアムと呼ばれる)」の3パターンあり、これらは従来から存在していた。しかし無料化しやすいデジタル情報が増えており、今後特に注目されていく。
[内容]
ファンを得るまでは無料で活動するアーティストや無料試供品など、無料ビジネスはもともと存在していたが、これからサービスの一部をYouTubeで無料配信する、ゲームの一部だけ無料で遊べるなどデジタルを絡めた無料ビジネスが増える。
この直近の例では、TEDが内容を無料配信しつつも来場チケットを高値で売ることに成功していることなどを挙げている。
また、広告掲載で収益をあげ、利用者は無料というビジネスは既に多く成り立っている。

[比較と特徴]
デジタル技術の活用方法の1つとしての無料化活用ビジネスにテーマをしぼり、具体例をあげながら説明している所が特徴だ。
他にデジタル技術のビジネスへの活用を提案する本には大前研一氏の著作「テクノロジー4.0http://kazunotesu.jp/blog-entry-119.html?sp」がある。
比較対象を挙げたものの本書の内容は無料化だけを扱う点でとても独特なので、内容の気になる方は書店の立ち読みでも、実際に読んでみるのが良いだろう。

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「天職」秋元康・鈴木おさむ著


秋元康と鈴木おさむの両氏が、対談形式で仕事についての考え方を述べている本。
どんな仕事を天職と考えるか、仕事で一流になるのはどんな動き方をしている人か、等仕事についての疑問に一つの見解を示してくれている。

[見解]
夢の種は「おもしろいな」と思えるもので、それに向けて一歩何か動き出せば天職に向けて進んでいける。そして、一流の人はその仕事にあきることがなく、他の人がすごい努力と思うことも当たり前にこなしていく。
[特徴と比較]
上記の見解以外にも企画を通して面白い仕事を実現する工夫など、まるで面白い日々の出来事を楽しく喋るかのように二人の対話で伝えられる。
それもテーマごとに10ページ以内に小まめにまとめられているので読みやすく、ラジオでも聴いているかのように気楽に進めていけるのが特徴だ。
仕事への考え方は、とても「自分の心に耳を澄ますこと」に注力している。
秋元康氏のメッセージには、他にも他人の分析にとらわれず、わくわくするものに一歩ふみこんでがんばることを勧める内容のものが多いと思う。
「みんなが行く野原には野イチゴはない」「(努力は)必ず報われます。問題は、いつどこで報われるのかわからないことです」等。
この二つ目については、秋元康氏の他にも経済人が多く触れていることではある。秋元康氏のことを知らないはずのところでは、アメリカの投資銀行家ロバート・ルービンが確率的に正しい事も、それがいつ起こるかは分からないことを述べ、非常に高い成果を出し続けたことで知られるファンドマネージャーのピーター・リンチは先物取引の危なさの説明で、同じく確率的に正しいことと実現のタイミングを知ることの違いを述べている。

好きなことに夢中になる面白さを、本書のスタンスでなく、もっと表現を強烈なものにして伝えているものにはスティーブ・ジョブズのスピーチがあるだろう。http://kazunotesu.jp/blog-entry-139.html?sp

また、就職活動等で仕事を考えるのに有効なものは大企業もベンチャー企業も経験してきた先人の本「森川亮氏の作品http://kazunotesu.jp/blog-entry-102.html?sp」「松本大氏の作品http://kazunotesu.jp/blog-entry-106.html?sp」だと思う。  

他にも、直接的に自分のしたいことを思い起こしていく「1000の質問http://kazunotesu.jp/blog-entry-117.html?sp」も役立つかもしれない。

ワークライフを考えることは多くの人がずっと続いてきている取り組みだ。人により様々な意見があって発見も多いため、様々な人の本を読むことをおすすめしたい。

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「金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ著


本書は仕事をする人に「何のために働いているのか」と問いかけ、もしもそれが多少なりともお金のために嫌々やっていることなら脱け出すための方法を教えよう、という一冊だ。
(毎日楽しくて仕方ない、能力を発揮して十分な収入を得ている、という場合はきっと面白い本ではない。)

[比較と特徴]
本書では、従業員として働く他に
・ビジネスを所有する
・収益力のある資産を保有する
ということによって収入を得る道があることを提示している。収益力のある資産は、例えばマンションだったり株式だったりする。
そして著者が不動産などで収入を増やしていった話を実際に解説している。

[比較と特徴]
現在はさまざまな雑誌で不動産や株式への投資が呼びかけられ、クラウドファンドもネットで活動しているため中々新しさを感じないが、「どうして投資を良いものだと言う人が多いのだろう」と改めて疑問に思うことがあれば、この本は丁寧に答えてくれるだろう。
ずっとサラリーマンを続けて苦労した人の背中から学び、その否定から入っているところがあるので、働くことを述べる本を他にも複数読むことで公平に判断できるようになるだろう。
楽しそうに会社に所属して働いている内容を述べている例には、「ルービン回顧録」や「人は仕事で磨かれる」などがある。一般に、既にある会社で主体的に働くということにも大型の資本を用いてビジネスできるというメリットがあり、どちらが良いかは一概には言えないだろう。


ただ、仕事の楽しさを感じられず悩む人に対して資産を築いて脱け出すことを分かりやすく教えてくれている本書は、選択肢を広げてくれる良書であり、おすすめの本である。

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事業動向の予測技術: 事業動向を考える技術の本

「コーポレートファイナンス実務」松田千恵子著


本書は銀行員→戦略コンサルタント→大学教授と歩んでいる著者が、企業の本社機能の役割をファイナンスの面から述べた本だ。
事業の今後の展開を財務諸表の形で数年分作り、資金需要を見積もる手法やファイナンス用語の説明など、分かりやすく述べられている。

[内容]
企業にとって本社は社内投資家と考えることができ、そこが事業部門の収益性や予算、進退を考えることで会社の収益力が管理されている。投資家的なチェック機能を意識的に発揮して予算をつけることは、事業の完成度を高めるために有効だ。
実際に市場で資金集めをするのには財務諸表を将来数年分にわたって見積もるファイナンシャルプロジェクションを投資家や金融機関に見せることが有用になっていて、事業を細かく具体的に見直すことが必要だ。

[比較と特徴]
説明を要約して書いてしまうと上記の当たり前な文章になるのだが、その説明の分かりやすさが企業財務の仕事を扱う同種の本に比べて圧倒的であるという印象。
証券用語と使い方を説明してくれていたりと、個人投資家が勉強目的で読んでも役立つだろう。ちなみに最初から投資家目線で記されている本としては伝説のファンドマネージャーと称されるピーター・リンチの著書もおすすめだ。

企業の業績がどのような状態になっているのか、日頃接する会社についても気になるという人にとっても有用な本だと思う。投資家目線をもつことができたら、いずれ自ら資金を集める説得をして事業をのばすことにも役立つかもしれない。
具体的に事業の中身まで考えていくのであれば、著名な経営コンサルタントの冨山和彦氏の本がより有用だ。

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事業動向の予測技術: 事業の動向を予測するのに未来予測の技術を活用することを述べた本

http://amzn.to/2rlXC9O
読書の技術: 本を読んで力にするための方法論を述べた本

「株で勝つ」ピーター・リンチ著


本書は、アメリカのファンドマネージャーが株式投資で成功するための方法を解説した本である。
1990年に日本語の初版が出ているが、その内容は普遍的であり、安定的に成果を挙げるための知識が豊富に述べられていると感じる。


[見解]
株式の値段は利益と変動するが、利益が動き出す始まりは消費者にうけることであって、それを感じとれる個人投資家には十分に勝つチャンスがある。もちろん、その時点で時価総額が純利益の50倍になっていたりと割高であれば値上がりは困難なので、基礎的な確認は行うべきだ。
[特徴と比較]
とても分かりやすい説明であり、企業価値の評価方法を経営目線でテーマとしている他の本(http://kazunotesu.jp/blog-entry-148.html?sp)よりも株式投資の知見が身につきやすいと思う。
また、同じくファンドマネージャーの作品であり比較的直近に日本で活躍する人の本http://amzn.to/2rhUrz7もおすすめで、こちらも日本市場の概略を説明し、株式投資でのポートフォリオの組み方を解説するなど内容が多岐にわたる。
この2冊では、先に投資の目的を考えるよう勧めたり、利益と株価の連動を指摘して時価総額と利益の比率をチェックするよう言ったりと重なる話が多い。どちらかでも良いと思う。

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統計にみる「日本の普通」:日本の市場を知るときの参考となる本

http://blog.goo.ne.jp/kazunotesu
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こんにちは。読書アクセスを運営しておりますカズノリといいます。
趣味は読書とラジオを聴くことです。
本屋をぶらつくのが好きで、仕事帰りや休日に歩き回っています。ネットで色々なサイトも見ながら本の情報を仕入れては、家やカフェ、通勤途中で、読書をして考えごとを巡らせています。

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