読書アクセス
「充実した読書につなげられるような案内作り」をテーマとして、多読のビジネスマンが本の紹介や比較をしているWebサイト
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「テクノロジー4.0」大前研一 著
技術の進化に伴うビジネスモデルの変化について大前研一氏の予測を記した本。
テクノロジー4.0というのはネットの世界(本書ではデジタル大陸と呼ばれる)でのテクノロジー同士のつながりによる種々の変化を指す。例えば位置情報技術とスマートフォン決済を組み合わせたUberが、その変化によって現れた企業として挙げられている。
本書では、テクノロジー4.0の組み合わせに多く用いられる技術として、Fintech、位置情報、IoTの3つのテクノロジーについて、「その技術が何なのか、どうビジネスを変革するのか」を述べている。

[見解]
テクノロジーは相互に連携して新たなビジネスを作り出している最中である。そして、その全ての新しいテクノロジーはスマートフォンを入口として機能している。
金融取引も、位置情報ビジネスも、IoTビジネスも、急速に普及したスマートフォンを中継点として行われるエコシステムを発達させる。
[比較と特徴]
テクノロジーとビジネスの本としてみたとき、本書にあげられている各技術の論点を述べる本は書店に多い。その中で、それらのビジネス革新をテクノロジー同士の組み合わせの成果であるとまとめ、1つの文脈で述べていることは本書の特徴である。
未来予測の本としてみたときは、本当に活用してビジネスを拡大するなら、あるいは始めるならどのような活用があるかにつき何点かアドバイスを出していることが特徴である。比較対象として、マッキンゼーが予測する未来http://amzn.to/2nT652Vがビジネス目線ではマクロな視点を提供しており有益だと思う。

ニッチなビジネスモデル等について、僕が業務プロセスの分析等から考えているサイトhttp://blog.goo.ne.jp/kazunotesu

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「BOLD 突き抜ける力」ピーター・ディアマンディス著
2015年末に出された、巨大な影響力をもちうるテクノロジーとそれによる成功者、チャンスに満ちた社会に着目した本。
著者も宇宙事業や大学設立などエネルギッシュに活動する人物だ。

[見解]
世の中には指数関数的に勢いをつける技術や今まさに指数関数的に育ちつつある技術が存在する。その育成のメカニズムを学び、事業を進めることで巨大な成功を収められる。
という見解をもち、著者は話を展開している。
これを支える考え方の特徴的なものは、
・十億人の課題を解決するのがビリオネアへの道
・現代は情報社会で、良いアイデアは力をもつ
等である。
本書は大きく段階分けすると、指数関数的にレベルアップしていく技術(エクスポテンシャルテクノロジー)に見られる特徴を述べ、現在の例を挙げ、何かを大きめに始める方法を述べ、本書の注目する成功者を解説する。 

[比較と特徴]
技術の解説と未来の世界についての洞察からはケヴィン・ケリー(本サイトでも注目した。http://kazunotesu.jp/blog-entry-48.html?sp)のような未来予測の本ともいえるが、
著者のメッセージの力点は行動に移すことのすすめだ。こんな面白い技術があり、先人がいて、動きやすい環境があるんだ、と述べているのだ。
必ずしも起業でなく、面白いアイデアを行動に移すことにもクラウド活用による方法を段取りから説明している。
著者は心から、エネルギッシュな事業をみるのが好きなのだろう。清々しいくらいに未来への行動力を語る一冊であった。
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「Excel超効率化マニュアル」立川秀利 著
コートのポケットに入るサイズの、Excelの使い方を文章で解説した本。1000円+税で手に入り、気軽に持ち歩けることと、ブルーバックス(科学の知識を紹介する本が多く技術の解説に強い、と個人的に思っている)出版である。

[読者イメージ]
通勤などで電車やバスに乗っている、もしくは小一時間の空き時間を利用したいビジネスマン。基本的なExcelを利用したいと思う人にちょうど良いとっかかりである。

[視点]
よそのセルに入力した値によって、例えば別のシートの値を出力する、色を塗るなどの自動操作が同時に起こったり、入力するときに選択リストになったりといった演算装置をExcelのなかに組み込むことが出来るようになる。
他にも、表の端にとべる省略ボタン、カタカナに変換する省略ボタンなど基礎的なボタンを学ぶことができる。
これらが文章形式で順番に解説されるため、読書しながらイメージするだけでもExcelが分かってくる。
[比較と特徴]
多くの図表が載って技術解説も豊富な本や、専門的に使い込んでいる人が応用技まで解説している本http://amzn.to/2kVqNAiなども多い。
ただしそんな中にあって本書は安くコンパクトであり、基礎的な作法を学べる内容と思う。これ以上に必要なのは職業によるので上司などにお薦めを聞くのが良いだろう。
読書が苦にならないのであれば、これを二周三周と速読するのが気持ちも楽に取り組めるだろう。
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「ファインマンさんベストエッセイ」R.ファインマン著
物理学者のリチャード・ファインマンというまさしく天才的なノーベル賞科学者が、インタビューや講演、調査委員会報告などでのこした言葉を後輩学者が集めてまとめたものである。
NASA のロケット事故の原因究明レポートという具体的な事例に関するものから、科学とは何か、科学の価値は何かというテーマについて述べたものまで収録されている。

[読者イメージ]
全ての人が、興味をもって読める本。
科学にふれずに日々過ごす人はいないだろう。実験して、信じていることを確かめるという取組みが既に科学の技からきたものである。
地球についての多くの見方も科学が明らかにして人々に伝えてきた知識なのだ。
[視点]
科学についてのファインマンさんの観点は、本書のなかにあるのだが、世代から世代へと受け継がれる知識について鵜呑みにせず、実際はどうなのかを発見しなおすという姿勢である。
この姿勢を幼少期から親の影響もあって持ち、多くのエピソードを作りながら一生涯たいせつに保ち続けた人生を、本書から垣間見る事ができる。
NASAのロケット事故調査報告は、特にその信念をもって強固な組織の抱える問題に取り組むことになった例であり貴重な教訓なのだと思う。
[比較と特徴]
本書はファインマンさんについての数ある本の1つであり、例えば子供の頃からの人間関係を表すようなエピソードを知人がまとめたものhttp://amzn.to/2jH3A0Aもあるし、NASA の事例について経緯をファインマンさん自身が述べたものhttp://amzn.to/2jH3A0Aも存在する。
そのような中にあって本書は、インタビューや講演など、テーマごとのファインマンさん自身の言葉を集めてあることが特徴だ。
テーマ1つにつき20~40ページと、読みやすいサイズである。





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「WIRED vol.26」オバマ大統領対談など
すごい記事があった。

MITメディアラボの伊藤穣一所長、WIRED米国編集長と、バラク・オバマ大統領の談話が特集されていたのだ。
談話が行われたのは2016.8.24で、最近の話だ。ちなみにテクノロジー雑誌として著名なWIREDではあるが、さすがに現役大統領をゲストに迎えるのは初めてらしい。 ここでは人工知能と社会の関わりについて、3人だけで語っている。

アメリカ大統領の社会として取り組む上で課題として認識していることは、人類として今後課題になる可能性が最大のものたちである。アメリカ大統領には国家安全保障チームや科学政策顧問などが付いて世界最高の知見が集められている。
この記事はテクノロジーと今後の社会について極めて重要なものであると思う。



まず、AIは拡張知能であり、どんな価値判断を埋め込むか議論になると皆が合意する。これは人工知能の仕組みから。
そして人工知能研究の中心に民間機関のみが関与する場合、その議論は多様な価値判断をふまえて行うことが出来るのか、リスクにさらされる。このため政府の資本投入による関与は必須と考えられる。
また、規模の確保としても、現在の10億ドルは過小とされる。宇宙計画の際のGDPの0.5%基準でいくなら800億ドル。社会として本気の取り組み・ブレークスルーには政府の関与が不可欠ではないのかという意見を述べている(!)。

今後議論になるテーマの1つはいつどのような状況において人工知能の活用が望まれるのか、その場面の決定である。「人を人たらしめているのはわれわれの欠点だ」という大統領の人間観。
ニューロダイバーシティ問題(モーツァルトもアインシュタインも、神経学的にノーマルではない)から人工知能の管理が精神科に及ぶことは慎重にならねばならない。

さらに、経済と人工知能との関係からは、経済が全ての人のきちんと収入を得られる環境をどう設定していくのかが問われる。何にいくら払うのが適正なのか。文化支援や教師等の給与が議論になるだろう。

談話はどんな困難に直面しても「自分たちなら解決できる」という精神こそが世界から人々をひきつけるアメリカの本質で、同時に人間の本質であることを述べて終わる。テクノロジーに向き合うにあたって、前向きに進んでいるのだ。

雑誌全体の紹介としては、この記事は7ページだけなので微妙だ。しかしこの雑誌の本巻の魅力はここにあると思う。






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こんにちは。読書アクセスを運営しておりますカズノリといいます。
趣味は読書とラジオを聴くことです。
本屋をぶらつくのが好きで、仕事帰りや休日に歩き回っています。ネットで色々なサイトも見ながら本の情報を仕入れては、家やカフェ、通勤途中で、読書をして考えごとを巡らせています。

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