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「稼ぐ力」大前研一 著


日頃従事する仕事への意識を、もっと稼げるものにするべく改造するための本。そのベースとなる知識は、大前研一さんのマッキンゼー時代から大学経営の今に至る、人材育成と社会観だ。

日本企業、社会の直面している国際競争という課題や対策をふんだんにちりばめている本であるため、個人や企業がアイデアとして検討できるような指摘が多く盛り込まれている。
例えば人事のデータベースを構築して具体的な実績やチームワークの叙述を加え、会社の将来を担える人材を見つけ出して有能な上司のもとで鍛える仕組みの構築、花王の社員は7割が日本人だがP&Gは北米人が4割、というデータなど。
この本のテーマは、「グローバル競争で」稼ぐ力なのだ。

[読者イメージ]
グローバル競争に関与していこうという人々にとって予め刺激を与えてくれる本であり、グローバル競争に巻き込まれている人にとっては俯瞰的な視野を与えてくれる本。明確なプレッシャーのない日常にいるのであれば、世界基準のプレッシャーをかけてくれる効用もありそうだ。
例えば「優れた人材」が新たなポストに配属された場合、ラーニングからリーダーシップの発揮までの期間は三ヶ月だという。三ヶ月でリーダーシップをとれているだろうかと誰でも思わず自問すると思う。


[視点]
この本を読み進めるのに有効な視点は、自らの働き方をinput~加工~outputでわけ、加工の部分についてどのような工夫が自分なりに出来ているかを問われている、と自分事にして読むことだ。

先の三ヶ月の話に加え、マッキンゼー時代の採用面接で「自らの部署の財務を立て直した」などの仕事に名札のつくストーリーを重視した結果採用後も成長が順調だったという話などもあり、この加工の結果を追求する姿勢の重要性が強調されている。
[比較と特徴]
他の多くのビジネス本と比べると、「○○した方が良い」というより、「世界で勝てるビジネスマンはこんな感じ」というようなアドバイスである。伸び悩みや慢心の起こるようなときに、他の優秀な事例を示してくれる有用な本と思う。
本書と別な視点として、グローバルだけが産業の現場ではないということに着目したコンサルタントの本もある。冨山和彦氏の作品だ。(当サイトの記事
(また、本書の内容と関係ないが、「自分の採用は成功だ!」、と言っている大前氏は性格が前向きで部下から慕われていそうだと思う。間違いなく当時採用された部下からしたら嬉しいひと言だろう。こんな前向きでパワフルな感じが、そもそも競争社会での成功の秘訣なのかもしれない)
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