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「企業参謀ノート」大前研一 著
2017年03月16日21:39
大前研一さんの古典的作品である企業参謀(http://amzn.to/2iIHkGV)を、大前氏自ら現代のニュースも加えつつ読みやすい形にリニューアルした一冊。
マッキンゼーの幹部として戦略コンサルティングの第一人者だったときからの、経営戦略立案の要諦をまとめてきた完成品であるという。


現在に至るまでデータ分析の技術については多くの書物に述べられているが、それに加えてそれらをツールとして使いこなす思考方法も紹介されている。
分析手法や様々なビジネス本による思考技術を習得してきた方には、それらの最もわかりやすい整理方法を知る本として役立つだろう。

最もキーワードのように登場するのは「what's if(もし~だったらどうするか)?」という問いかけの重要性だ。
どんな思考技術も使うスイッチが入らなければ効果が出ない。そのスイッチとして、いつも周囲の出来事に問いかけ続ける姿勢が考える力になっていくのだという。
[見解]
ビジネスモデルに関して著者の述べている見解は
業務プロセスを工程ごとに明確にしたうえで、「うちの強みはこの工程で~していることだ。」と言えるような競争のポイントを見つけ、作り出すことが効果的な戦略を作り出すうえで必須だ
というものだ。
顧客の特徴、競合の特徴、自社の成り立ちの特徴を調べるのは、全てその目的からだという。

また、経営戦略立案のロードマップ概要も記されており、どのタイミングで何を問うべきかの定石も述べられている。

[比較と特徴]
何かを考えるような実務知識を細かく具体的に列挙したものとしては山口周さんの文庫本http://amzn.to/2iLruf1が内容豊富。「質問は紙に落とす、なぜ?ともし?を多用する、etc. 99項目」
また、企業活動のために自らのもつ知識を活用していく方法としては御立尚資さんの作品http://amzn.to/2jJ59P4が分かりやすく定義している。「熱意、経営知識、企業や業界の常識、知識を使う力でビジネス力は成り立つetc. 」
それらの中にあって、本書は経営戦略を作り出すというテーマに特化している。
特に人為的に策定した戦略で戦える今後3年間の戦略を作ること。そのための分析ツール説明、思考方法、戦略策定を述べているのだ。
また、大前研一氏の「企業参謀」は海外でも多く読まれた本である。ロジカルに考えるなど、世界を視野に入れて働く基礎力としても良い内容なのだと思う。

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ただ、本書は経営プロセスを多く考えていく訓練の効用を述べており、読んでいるとそれが面白そうだと思えるという特徴もある。
この本を読んだことなどから、僕が実際に作ったサイトがこちら。
http://blog.goo.ne.jp/kazunotesu

本書は考えてみることを楽しそうだと思える、面白い本であると思う。
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カテゴリ : ビジネスの本

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