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「サンディ・ワイル回顧録」サンディ・ワイル著
2016年12月20日06:12


シティバンク銀行等を傘下にもつ、シティグループの創業者の回顧録。
シティグループは世界最大の銀行の一つで、サンディ・ワイルは自ら創業し、世界最大となるまで育て上げた実業家である。その過程はM&Aの連続であった。

また、サンディ・ワイルは同じくアメリカの巨大金融機関のスターであり回顧録を出版しているロバート・ルービンのようにずば抜けた学歴をもつエリートでもなく、ディヴィッド・ロックフェラーのように名門一族でもない。
たたき上げの実業家の回顧録である。



この本を読んで良い読書体験を得られるのは、自らの力を拠り所にビジネスの世界で勝負をかけていきたいと考える全ての人だ。
冒頭から偉大な実業家であるための心がけ10ヶ条を挙げ、子供時代から話し出しているこの本は読む人のチャレンジする気持ちを高め、また気をつけるべき視点を増やしてくれる。

サラリーマンとして数社を過ごし、社員を尊重しチームワークを作る実業家を見ていたことや、
「偉大な会社を作りたい、業界をリードし、多くの社員を持ち、尊敬される会社を作りたい」という野望を最優先にして初めての創業に向かった時期、その成長やM&Aなど様々な局面。

どんなことに感動し、どんなことに注意し、どのように生活リズムをもっていたのか思い描きながら読むことでサンディ・ワイルという実業家の行動パターンを知ることが出来る。
金融業界を知ろうという点でいうと、ビジネスの変化があるため学べることには限りがあるだろうが、このように考えるポイントに注目することで普遍的な教訓や面白さを感じて読めるだろう。

ビジネスの読み物が好きだがビジネス本より面白さに力点をおきたいようなタイミングで、特におすすめだ。

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カテゴリ : 回顧録・伝記

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