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「イノベーションのジレンマ」クレイトン・クリステンセン著
破壊的イノベーションの法則の存在を宣言し、その説明をする一冊。数多くの一流企業の衰退につき、「『すぐれた経営』こそが業界リーダーの座を失った最大の理由である」と述べ、大きな話題となった。
その研究の成果として得られた知見が
〈経営環境によっては大きな市場の優良製品ではなく、小さい市場のまだ性能の低いような製品にも投資するべきである〉
というもので、そのような意思決定をできるのが破壊的イノベーションの法則である。
[読者イメージ]
上記の破壊的イノベーションという現象に興味をもつ全ての人、クリステンセン教授の他の著作で一応知っていても「破壊的」のイメージが曖昧という人が対象となる。


[視点]
読み進めるにあたり、研究過程部分と結論部分とにわかれていることを考慮したい。結論部分は、後に著者自身により「破壊的イノベーションの理論」「RPV理論」「VCE理論」とまとめられたポイントへの注目をすると理解がスムーズにまとまると思う。
この3つの理論はそれぞれ、
・イノベーションをする目的で「既存客の要求に応える」、「過剰性能への不満に応える」、「未だ取引ない人に便利をもたらす」に分ける理論
・企業の資源、業務プロセス、価値観それぞれが意思決定に影響するという理論
・バリューチェーンは技術と顧客の関係で最適な組合せが変わっていくという理論
という整理である。
つまり、働きかける対象・企業自体・事業プロセスと技術についてポイントを整理するのだ。
研究過程部分は理路整然と記されているのを読んでいくのみだ。仮説と検証の様子は、読んでわくわくすると思う。
[比較と特徴]
イノベーション三部作のなかで、この本はどうして破壊的イノベーションの法則を考え出すに至ったのか、どんな法則なのかを特に記している。
一冊目だが一番読みづらい。例えば、
「製品の性能指標と価格を関連付けるヘドニック回帰分析を数千モデルのディスクドライブにしたら、製品群によって評価されている性能指標が違っていた。ここで新しい性能指標を売り出す製品が破壊的イノベーションなのだと気づいた」
などのレベルの記述まで出てきたりする。

本書では様々な仮説を立てて調査し、破壊的イノベーションの法則を見出だすに至った過程から述べている、破壊的イノベーションを世に紹介する本だったのだ。
この法則を前述の3つの理論から改めてとらえ、企業や業界を理解する力にするという意味では、イノベーションの最終解http://amzn.to/2kalJnqやイノベーションへの解http://amzn.to/2kalJnqが良いだろう。


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