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「イノベーションへの解」クレイトン・クリステンセン著


本書は、破壊的イノベーションの法則を構成するクリステンセン教授の三つの理論(破壊的イノベーションの理論、RPV理論、VCE理論)を深彫りすることを通じて、ビジネスにおける新たな成長を追究する本だ。

目線は成長事業を作り出す企業のマネージャーであり、事業運営の主要な9つのテーマについて理論適用・意思決定するポイントを説明している。
それは競争、製品設計、応えるべき顧客、バリューチェーン組合せの管理、陳腐化対策、組織体制設計、付与する裁量の決定、資本調達、経営陣の関与だ。

例えばバリューチェーン組合せの管理について、問うべきは将来顧客に応えられるバリューチェーンをどう組むかだと設定する。
そのうえで、
将来顧客が「富める客で製品・サービスに不足を感じてる」というならば、バリューチェーンを自社で統合して性能向上を急ぐことが優位。
将来顧客が「富める客で製品・サービスに過剰を感じてる」というならば、バリューチェーンを分離したうえで個別対応・利便性向上をすることが優位。
というように場合分けして結論を出している。

IT業界のアメリカ企業から実際の事例を挙げつつさらに具体的な場合分けを提示しており、さらに理解を深める記述となっているため、戦略を考えるうえで参考になるだろう。

このように経営理論適用のスタンスからビジネスの設計を事例を挙げつつ説明する本は、類を見ない。
ジム・コリンズの「ビジョナリー・カンパニー」が近いかもしれないが、これはベストプラクティスの企業を複数研究して共通点をあげ、理論を導き出そうとする著作であり、本書とは記していく視点が異なる。
新たな領域へ向けて事業を伸ばすという観点からは、「イノベーションへの解」がおすすめだ。



[参考になる他の人々のサイト]
https://forbesjapan.com/articles/detail/15881/1/1/1
フォーブス誌によるインタビュー記事。イノベーションを起こすための視点について応えている。

http://diamond.jp/articles/-/4814?display=b
教育業界にイノベーションをもたらす取り組みにつき、著者がダイヤモンド誌に語っている記事
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