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「IOTの衝撃」ハーバード・ビジネス・レビュー
テクノロジーの読み物で、これからの時代に大きな変革をもたらす技術を特集するものは数多い。

そのなかで広く読まれている作品も、K.ケリーの「インターネットの次にくるもの」、「テクニウム」といった総合的なものからFINTECH関連の作品やデジタルマーケティングなど、特定の業界・技術に特化したものまで幅広い。

今回取りあげる雑誌の特集は、そうしたなかでモノのインターネット(IOT)を扱う特化型の作品であり、ビジネスマン目線で変革を説明したものだ。なので、これらのテーマに興味のある人には良い読書だろうし、そうでなければ微妙。

本書では、ビジネスの視点からIOTを説明する識者としてマイケル・ポーター教授が登場する。
彼によれば
1960-70年代のITはバリューチェーンの一部の自動化で生産性の急上昇をもたらした。
1980-90年代のITはネットワーク技術による仕入と販売の効率化で生産性の急上昇をもたらした。
2010年代のITはIOTによる製品の本質的な変容で生産性の急上昇をもたらしつつある。
というほど、IOTは影響力を持つ。

そしてIOTのレベルは段々と上がっていくが、そのレベルは大きく4段階にまとまる。
一、製品の状態が分かる
二、ソフトウェアでコントロール出来る
三、最適な使用設定を作れる
四、複数の製品が自動で連携して最適化設定する

四に至ったとき、利用者の作業は製品たちの最適化設定がうまく稼働しているかチェックすることだけである。自動車、家電などを思い浮かべ、想像すると未来小説の場面のようだ。
そしてその各段階で使われる技術について、製品データのアナリティクス業務の拡大など、企業側の変容にも触れつつ解説がなされている。
読んでいて分かりやすく、視野が広がると思う。



テクノロジーの読み物をテーマを限らず楽しく読んでみたいというときは、K.ケリーによる著作がお勧めだ。
アメリカのテクノロジー雑誌「WIRED」の編集長だった長いキャリアから未来を読み解いているもので、その変化を「accessing」や「filtering」等の12の動詞にまとめつつ描く。

それらは、例えばゲームの中の世界が拡大すること、壁に通りがかる個人に合わせた広告が出ること、物の本質はますます流動的になること等々、今に至るテクノロジー進化の動向をもとにした具体的な記述である。
ビジネスを超えて、一人のヒトとしてどんな世界がくるか考えるのに最適だ。



日々新聞を読む上でも、これらの視点をもつことはテクノロジーの水準を判断する一つのきっかけにもなり、読み取れる内容が増すと思う。
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