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「心を動かす話し方」堀紘一 著
ボストンコンサルティンググループの日本トップをつとめ、現在は自ら創業したドリームインキュベータの代表として活躍している堀紘一氏が、これまでに何千回も講演・プレゼンをしてきた経験をもとに話し方にテーマをしぼって記した作品。

堀紘一さんは他の著作では日本経済や今後の企業活動、求められてくる個人の仕事意識を例外なく話しているが、本著は徹底的に話し方に関わることだけを一冊にわたり述べている。テーマへの思い入れが伺われる。
(もちろん、生物学・野球・太平洋戦争といった趣味をいかした例え話はここでも随所に出る。)

この本を読んで良い読書体験を出来た!と感じる対象は
「話を長くしていると段々つまらない空気になってしまう」
「話しても納得してくれない、同じような内容でも他人だと上手く納得させているのに」
というような悩み・課題をもつ人だ。
仕事向けにスピーチで工夫すべき点を示すのはもちろん、話す中身を相手によってどう組み立てて伝えるか、話の中身をどう深めるかについて堀紘一さんの意識している点を教えてくれる。

これを知った上で考えることで、より一層深みのある豊かな思考タイムを持つことが出来る筈だ。
話し方というテーマを軸に、社内での連携の取り方なども扱っている。そうした興味で読んでみても示唆を得られるだろう。


仕事への取り組み方などを主なテーマとする著作は他にも多く堀紘一さんにあるほか、同様にボストンコンサルティンググループでの経歴をもつ山口周さんの本がある。
純粋に仕事の読み物とするならこれらの作品がおすすめだと思う。


特に山口周さんの本は、仕事の進め方について言えば最も若手~中堅ビジネスマン向けと感じる。同じ話になったとき、例えば

堀紘一さんの著作では、プロジェクトの中間報告では「結論は当初予定通り2か月後」といった報告をして、集めた情報の整理・関係者の感想の収集に努めることを勧めており
山口周さんの著作では、プロジェクトの中間報告では「必ずその時点での仮の結論を言うこと」を勧めている。時間をとって来てくれた相手に価値を感じてもらうのにそうすべきだと言うのだ。

どちらがまだ実績や知名度の弱い若手~中堅に合うかと考えると、僕は山口周さんの著作に安心感を覚える。
大きな経済や企業社会での立回りの話では堀紘一さんの本、ミクロの一つ一つの仕事の話では山口周さん等の本が良いのではないだろうか。

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こんにちは。読書アクセスを運営しておりますカズノリといいます。
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