読書アクセス
「充実した読書につなげられるような案内作り」をテーマとして、多読のビジネスマンが本の紹介や比較をしているWebサイト
11 | 2017/12 | 01
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

自己啓発三大名著


日経BPnetによれば、世の自己啓発本の三大名著は「思考は現実化する」「七つの習慣」「人を動かす」の3作品であり、他のビジネス本の元ネタになっていることも多いとされる。
今回はその3大名著について、どんなことを成功と考えているか、そのために意識することとしてどのような方法論を挙げているのかについて比較しつつ紹介していきたい。

〇人生の理想・成功について、どのような意識をもっているか。
「思考は現実化する」
本書においては、成功の定義は「成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って実現していく過程である。」というものだ。
ただし具体的に本作のなかで出てくる成功にまつわるエピソードを見ると、規模の大小はあるが純粋に営業成績的、経済的なものである。
「(この本を読み終わったら)まずあなたが一番にすることは、願望を富に変えるための行動計画を立てることである。」と明言もしている。

実業家のアンドリュー・カーネギーの人脈をたどって成功者の考え方や行動の法則を集めて出来上がったものなので、各界の実力者に言及してあるといえその傾向があるのだろう。
本著の制作は1930年頃のアメリカで、独占的な企業がいくつも現れていた時期だ。本書では、暗黙の了解として富の獲得がテーマである。

「七つの習慣」
序章において、真の成功とは表面的な成功(才能などに対する社会的評価)と対比されるものであり、「優れた人格を持つこと」と定義される。
「身体の大きさ、地位、権限、肩書き、容姿、過去の実績といった力ではなく、長期的な人間関係を成立させるような人格的成功」こそが常にテーマである。20世紀の終盤に記されたものであり、物質的なものより精神的なものに焦点が向いているのだろう。

「人を動かす」
この本では、何が人生の成功であるかについて明言はされておらず、人間心理の探求を行っている。ただし、この本で最も優れた人物の一人とされ、何度も登場するのがリンカーン大統領だ。
登場する文脈は、「彼がいかに人の心をとらえる術を心得ていたか」というものだ。

つまり本書での成功とは、「人の心理を知り、上手に動かせる技術を得ること」である。そのため、人の心理が常にテーマとされる。記されたのは1940年頃だが、著者がリンカーンの研究者であることが、注目するテーマを決めているようだ。

〇現実認識のポイントとして、どんなことを挙げているか。
「思考は現実化する」
この本では、「成功を引きつけるのは心の力」「信念は感情を伴った思考と結びつき、願望を実現する」ということが述べられる。その見方で成功の事例が多く挙げられ、またその方法も挙げられている。

方法としては、願望・費やすもの・期限・計画・紙に書く・毎日その紙を見て音読する、の6つがあり、これが心の力を高め、実現を成し遂げることになるのだという。
その説明のなかで、信念を強くするために深層自己説得を何度も行う(何度も心の中でイメージを描く、ポジティブなことを言う)こと、計画をチームを組んで立てることなどのアドバイスや、「成功者に見られる特徴」の追加情報がどんどん出てくる。
かなり精神論的な展開だといえるだろう。

「七つの習慣」
この本では、人は成功を求めるために外的な形から入るのではなく、人格の成功という内的なものから入ることが必要であると説いており、それをインサイド・アウトのアプローチと命名している。
そしてインサイド・アプローチの行動をとるのに、パラダイムを変えられるような習慣を七つ提案する。パラダイムは誰もが意識的かどうかに関わらずもっており、人生の経験や様々な出来事をそれによって判断しているものだ。

習慣の説明は主体性をもつことから始まり、相互依存の関係まで成長の段階をおって説明される。そして最後にいつも見方を改善することを七つ目の習慣として紹介している。WinWinを考える、理解してから理解される、相乗効果を発揮する、という3つが人間関係を焦点にしている。

「人を動かす」
人の心理の原則は、「人は自らを基本的に悪いと思っていない」「重要人物たろうといつも欲している」というものだ。

この見解に沿って動かす原則、好かれる原則、説得する原則、、と展開して、あいまにエピソードを添えている。いつも笑顔を忘れないでいることの力など、具体的なレベルまで説明している。

…以上の比較から、今読みたいのがどの本(もしくはその系統)なのか考えれば求めていた読書が出来るはずだ。
また、この視点から読み進めることで、より効果的に知識を整理しながら楽しい読書ができると思う。








関連記事

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する



カテゴリ

プロフィール

kazunori

Author:kazunori
こんにちは。読書アクセスを運営しておりますカズノリといいます。
趣味は読書とラジオを聴くことです。
本屋をぶらつくのが好きで、仕事帰りや休日に歩き回っています。ネットで色々なサイトも見ながら本の情報を仕入れては、家やカフェ、通勤途中で、読書をして考えごとを巡らせています。

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる