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「人を動かす」D.カーネギー著
もはや日本で500万部売れているということから今さら取りあげるまでもない本書だが、ここでも改めて紹介したい。



まずこの本は、人の行動に強く制限をかけている基本的性質について述べる。それは以下の二点である。
・基本的に、自らを悪いと思っていない。
・重要人物であろうという欲求をもつ。

そこから人を動かす3原則を引き出している。
・間違っていると非難して動かそうとしても、相手がそれを受け入れる心境になる特別なことが無ければ全く意味がない。責めないこと。
・人はほめたり励ますことで積極的に動く。賛成できることがあるときは、何も言わずにおくのでなく心からの賛辞をおくる。
・ほめたり励まして動く相手でなければ、何を望むのか考えてそれを提示し向かわせること。論破したりしつけようとするのは効果をもたない。

この本には他に好かれる方法、説得する方法、人を変える方法と述べている。しかし上記の法則から単純に導かれないのは二点のみだ。
一つは好かれる方法のうち「笑顔を忘れない」。ここには笑顔が、「あなたが好きだ。一緒にいて楽しくて、会えてて嬉しい」というメッセージをもつものだという了解があり、法則につながっていく。
もう一つは人を変える方法のうち「自らの誤りを話す」。これはその行動が相対的に相手を否定しないことにより間接的に重要性を示唆する、誇りを傷つけないことから法則につながっていく。
つまりこの追加的理解を含めると、すべての論理構成が冒頭の二つの基本的性質から導かれているのである。
このシンプルさは、読者の行動に影響を与え、本の評判をあげるうえで大きな効力をもったことだろう。この本は自己啓発三大名著の1つであり、その中での比較もこのサイトで行っている。
http://kazunotesu.jp/blog-entry-50.html?sp
人を動かすことを述べた最近の作品には瀧本哲史氏の交渉論がある。


この本で他の本になく特別優れているのは交渉の重要性を述べた前半である。特にベンチャー企業はじめ革新的行動をする者がロマンとソロバンを考えて事業をなしとげるときいかに交渉が必要になるか、交渉の存在について述べていることは交渉をしようと考えるべき場面について、新たな視点をもたらすだろう。

ただし交渉論自体となると
「相手の立場にそった提案」
「複数の選択肢をもつ者の優位」
「自らを自身の代理人と思って割りきって交渉に臨むと動きやすい」
などの表層的な技術論になるので、メモをしたらあとは実践するほかない。純粋に交渉というものを深く考え、人間関係について自らのなかに強固な現実認識を築きたい、というのであればカーネギーの著作が優れているだろう。
人間関係に悩むようなとき、新書の技術をしっかり自らに取り込むうえでも一度読むことがおすすめだ。

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