読書アクセス
「充実した読書につなげられるような案内作り」をテーマとして、多読のビジネスマンが本の紹介や比較をしているWebサイト
07 | 2017/08 | 09
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

「イシューからはじめよ」安宅和人 著
「何に答えを出すべきなのか」についてブレることなく活動に取り組み、圧倒的な成果を出すことを一冊かけて追究する名著。
僕の中で『ここ数年でマッキンゼーの人が書いた一番の本』といえばこの本だ。

ポイントはタイトルにある通りイシュー(論点)としてどれほどふさわしいかを考えることだという。仕事のバリューを意識するなら、エネルギーを向ける先をまず考えるのだ。
イシューの前提は
・クライアントやプロジェクトチームの行動を決める本質的な選択肢に答えるものであること
・常識に踏み込む構造的な仮説をもつこと
・技術的に、答えを出せるものであること
の3つ。考える意味を最低限持つということだ。この中で一番有意義なものが、本書でいうイシューとなる。

イシューを見定める方法として述べられるのは、自ら「解決すべき問題」だと思うことを複数挙げて、詳しい人に今解決すべき問題はどれか聞くというものだ。

仕事なら上司、研究員なら教授といった詳しい人に聞くことが最善で、見当たらない・聞けないとき初めて自力で見定める。考えられないことを考えようとしても悩むだけで無駄になる、そのリスクをなるべく減らすべきだという。
この本を読んで最も早く効果の出せる示唆だと思う。
この本では自ら頑張る等の根性論が徹底的に否定される。「その人的には根性で成果が出る、というタイプの人がいたとしても、それでは後輩に有益な事は伝えられない」というのが著者の指摘する問題点の一つだ。

イシューを意識しつつするべき問題対応のアプローチは、
・イシューにまつわる、スタンスのある仮説をたてる(この事業は以下の3つの条件を満たすと成功する、等)
・イシューの分解をして、構造的なストーリーを組み立てる
・分解した仮説を一つ一つ検証していく

というもので、これは他のコンサルティングの本と変わらない。もちろん本書では、仮説をどんどん更新していく視点の持ち方のヒントも挙げている。(最終イメージから考える、等)

ただし、そうした一つ一つの技術を何のために使うか意識しながら読み進むことになるという点で本書は抜群にすっきりと読める名著だと思う。


シンプルに行動に取り入れられるアドバイスだけをみたいという方には、同じくマッキンゼーの赤羽雄二氏の以下の著作が分かりやすい。



具体的に「1分の集中でA4メモに思考の展開箇条書き」と述べているのは多くのビジネスマンに鮮明なインパクトを与えたのではないかと思う。

これに比べれば、「イシュー~」は何回も読み返して考え「具体的にこれをやっていく」というものを自らつかみとらなければならない。ゆっくり読みたい人におすすめだ。

これらの本を読んでいて感じることに、コンサルティング会社の仕事観、特に外資系コンサルの仕事観の面白さがある。
実力主義で、成功するための理論をそれぞれの人が持っていて、風通しが良い。この業界の人たちならではの世界観があるのだろう。
もし興味をもったら、様々なファームもあるので見てみるのはいかがだろうか。





実際に僕はいくつか転職エージェントの面談をかつてしたとき、企業への応募もせず説明をきくことも出来ていた。担当が良かったのかもしれないが面白い経験だった。
転職経験のブログは以下。

http://blog.livedoor.jp/kazunotesu/

関連記事

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する



カテゴリ

プロフィール

kazunori

Author:kazunori
こんにちは。読書アクセスを運営しておりますカズノリといいます。
趣味は読書とラジオを聴くことです。
本屋をぶらつくのが好きで、仕事帰りや休日に歩き回っています。ネットで色々なサイトも見ながら本の情報を仕入れては、家やカフェ、通勤途中で、読書をして考えごとを巡らせています。

最新記事

月別アーカイブ

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる