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「テクニウム」K・ケリー著
アメリカ発の雑誌「Wired」の創刊編集長K・ケリー氏の著作「テクニウム~テクノロジーはどこへ向かうのか?~」。
テクノロジーコンサルタントがお薦めの本に挙げることもある、広い視野から技術と人との関わりを考える一冊だ。


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本書は章立てとして、ケリー氏の問題意識から始まる。それは「テクノロジーが何を望んでいるか?」ということだ。
ケリー氏は、アメリカのアーミッシュという人々に感銘を受け、「最小限のテクノロジーしか使わないことに決め」、大学を中退したのち20代のほとんどを世界を動き回ることに使い、雑誌の仕事を手伝ったりするうちにテクノロジーに助けられながらその意味を問い直してきたという人物である。
そして、テクノロジーの起源から21世紀初めの姿までを問いつつ辿ることにより、その方向性についての仮説を述べ、少しづつ説明していく。

この本の比較対象になるような「テクノロジーの哲学」という本はないのではないか。あえて挙げるなら科学の価値を述べたファインマンの著作だろう。
http://kazunotesu.jp/blog-entry-46.html?sp

未来を予測するというテーマであれば、この著書の続編が存在する。値段も比較的安く、より広く知られている一冊である。 http://kazunotesu.jp/blog-entry-48.html

概要を述べると以下の通り。

生命体の起源をたどれば単細胞生物に遡る。炭素を含む分子の集まりによって出来あがったものであり、合体による複雑化を求めて動いていた。

分子というのは、原子が集まって構成している。原子は、140億年前に宇宙が作り出されたときからあったが、生命体を構成する一部となるまで100億年以上ものあいだ漂っていた。
惑星に海が作られ、炭素や水素が集まる環境のなかで生命体になったのだ。そして生命体はどんどん複雑化して、進化論にいう自然淘汰を繰り返し、ヒトになった。

ヒトは道具を使う。石器からパソコンまで、自らの生活環境を活性化するためにどんどん作り出してきた。テクノロジーである。
そのテクノロジーも、複雑化を繰り返している。今や進化の最先端は生物ではなくテクノロジーである。テクノロジーの総体を、テクニウムとよんで研究する人々もいる。

テクニウムは複雑化を一度もやめていない。その効果はヒトの生活に多様性や機会をもたらしてきている。ヒトの行動もテクニウムの活用により複雑化している。コミュニケーションはより密接になり、考える能力も、ネットで様々な知識を得ながら効率的に集約された結論を出せるようになっている。
テクニウムの方向性はたくさん行動して複雑化や活性化をもっと宇宙にもたらすことのように思えてくる。…

世の中の動きについて、他の本にないくらい視野を広げたい人にはおすすめの本だ。基本的にテクノロジーの行方を考えるというテーマの本だが、読んでみた印象は本当に多くのことを視野に入れた、型にはまらない本というものであった。





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