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「人生脚本」を考える本
自らの人生をふりかってみて、いつも同じような展開で失敗しているような気分になることはないだろうか。そして克服しようと努力するとき、壁を感じることはないだろうか。
人生脚本という考え方は、この問題に向き合うために有効な一つのツールである。

人生脚本という考えの背景は、
「人は無意識のうちに自身について規定して脚本を作成しており、その脚本に沿って人生を生きてきているらしい」
という現実認識の存在だ。
幼い頃の生活環境、そこで思い描く人生というものへの思い込みが考え方や行動のクセとなり無意識レベルから影響している、というものだ。

これは程度の差こそあれ誰もがもつ現実認識のクセのようなものだと考えられる。
「七つの習慣」には、習慣を紹介した後の章で子ども時代にリラックスした状態で聞いた話が無意識に浸透しており、日常の行動選択に影響を及ぼしていた例があげられている。そしてその打開には特定のルールを設けた内面の世界の対話が必要だったことも述べられている。

人生脚本という考え方の本では、幼い頃より描かれたその脚本を述べるトーンについて、勝者のトーンと敗者のトーンというような、語り手の心理面が言及されやすい。
全く同じ出来事を表現するのに、心情が異なればその影響が表れて、その出来事からの行動選択に圧力をもたらすことの説明だ。

勝者のトーンの特徴は、「克服」「希望」「前向き」である。
~という弱点があったがこれを自らの努力により克服し、いくつもの困難を希望をもって乗り越えてきた、今もこれからも堂々と前向きに行動していく~
というように人生を脚本化していく。力強さのみなぎっている表現だ。爽やかで前向きなこのトーンは、例えば就職活動向きの自己分析も滞りなく作り上げるはずだ。

敗者のトーンの特徴は、「過去」「根深い欠点」「諦め」である。
~という過去から、明るく前向きになれずにいるが根深い欠点をカモフラージュして何とか生きている。私にはこうするしかないと諦めて過ごしていく~
というように脚本化していく。誰しもが、このトーンでの人生のふりかえりをしたことがあるはずだ。このトーンによるふりかえりは、自らの本音を探るうえで有意義なものであるが、それを放置するとネガティブな無意識が働くため幸せを感じづらくなり、行動選択に於いてはゴールも低め現実認識も広がらないなど行動力を弱めるため、対策必須である。

人生脚本の考え方は、このように両極端な心境からストーリーを巡ることで、人生のゴールとして本当は何を望んでいるのか、現実認識で圧力のかかっている部分はどこなのかを捉えるとっかかりとも言える。
幼少の頃の心理までストーリーを語ることを通じて入り、ゴールの設定や現実認識の矯正をより効率的に行うのだ。
ある種の思い込みや呪縛を解除するための、有効な思考技術なのだと思う。
興味深く読み進められる本たちだ。







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