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「アンネの日記」アンネ・フランク著
第二次世界対戦の最中、オランダに住んでいた中学生の女の子が書いた日記。アンネの感情の豊かさと文章に表現する才能から、世界史に残る戦争の解説本となった。
戦争がどのように日常生活を破壊するかということに加えて、人種差別などの政治的決定が日常生活に与える影響も文章の中に表れている。

[内容]
まず、本書は70年以上前ではあるが中学生の女の子の日記である。
内容は親を好きになったり嫌いになったりする葛藤であったり、クラスの皆のことであったり、将来はものを書くのが好きだから作家になりたいという話だったり、男の子を好きになったり分かりあえなさを考えたりしている話だ。
しかしそこに、「ユダヤ人だから~は禁止されてるんだ」、とか「隠れ家にいると戦闘機の音がする」などの背景が語られており、最後は突然日記が途絶える。隠れ家の摘発である。
[比較と特徴]
本書の特徴は、著者が物事をたくさん考える少女であったこと、感性の豊かさをもって現代にも伝わるような日常生活を扱っていることである。読者は時代や国に関わらず、そこに等身大の暮らしを見出だすだろう。
そこに戦争や差別の影響が入ってくることが、とても多くの読者に「戦争や差別の本当の姿」を伝える結果になっている。
比較対象として「夜と霧」、「全体主義の起源」などがあり、戦争体験や当時の政治の仕組みを解き明かしているが、今と同じような普通の暮らしを、日常生活をベースに描き出していることにより、本書は読んだあとに心のなかで圧倒的な存在感をもつ。

どこか遠くに感じやすい政治の出来事を、感情をもって考えるようになる可能性がある。戦争を考える本を挙げるように言われたら、本書は間違いなく筆頭である。
(関連する話題の記事)
https://matome.naver.jp/m/odai/2141546134079385501
Naverまとめの記事。登場人物の写真などを掲載している

http://geneve.blog.so-net.ne.jp/2010-08-22
ヨーロッパに長く住んだ方が、現代のアンネの隠れ家の様子を伝えている記事
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