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「習近平はいったい何を考えているのか」丹羽宇一郎著


伊藤忠商事の社長、駐中国大使を歴任し、日本中国友好協会会長を務める著者が現在の中国の実態と今後の見通しについて述べた本。
特にタイトルの通り習近平国家主席に注目していて、権力基盤を強めたあと、中国をどのような姿に変えていこうとしているのかを分析している。

[見解]
中国の経済は安定的成長期に入っており、広い国土でのばらつきや年による変動はあるものの産業シフトをしつつ成長を続ける。また、共産党の独裁体制は数十年かけて民主主義的体制になる。
支える考えは、
・経済成長と生活の向上から政治参加の要求は高まる
・中国政府は教育への投資を行ってきて、留学者数も既に日本人よりアメリカの大学で多く中国国民の意識は高まっている
・中国国有企業は海外企業の買収による人材獲得を進めており、政府による合理化も敢行されている 等
[特徴と比較]
世界の主要な市場である中国を、中国に最も詳しい人が解説する本である点が重要な特徴。特に習近平は2022年まで主席でありリーダーシップを発揮している人物なので、その政策を解説していることは今後数年間の経済予測についてとても有意義であると言える。
本書は中国について詳細に述べたものであり、比較するとすれば10年以上前の大前研一氏の著書などになると思う。ただ、情報の新しさから言えば本書がおすすめである。
中国も含めた世界の未来についてで言うと、ダボス会議の予測する未来http://kazunotesu.jp/blog-entry-133.html?sp他、数々の未来予測の本がより幅広いテーマを扱っている。
(参考になる他の人々のサイト)
http://long-net.com/2926
日中通信社による丹羽宇一郎氏のインタビュー。中国でのビジネスの実態に焦点をあてている。

~~~
http://amzn.to/2qWfrfi
事業運営論 :「事業を運営するため」という観点から未来予測等の情報を整理する技術を述べた本


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