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「ワークシフト」リンダ・グラットン著
働くというテーマから、2025年を目安として未来予測の叙述を行い、読み手にキャリアの考え方の見直しをせまる一冊。著者はイギリスの経営論学者で、テクノロジーの進展による仕事内容の変化など、将来の仕事について語られる論点を本書も多く扱っている。

[見解]
インターネットに50億人がつながる世界では、ネットワークを活かして作業する個人事業者の出現が予測される。彼らは小型の起業をしていたり、同業者コミュニティをプラットフォームとして仕事案件をとっていたりする。
このような社会では働き方が多様であり、自身の能力を相手に伝える意識や、専門性強化・他の専門家とのネットワーク構築が課題となる。

この見解を支える考えは、
・クラウドが至るところで利用可能となり、作業をする場所はあまり問われなくなる
・専門性をもたない仕事についての代替はネットワークの強化で簡易になっており、価値は下がる可能性もある

[比較と特徴]
イギリスで評価されている考え方らしく、僕は未来予測の本として参考とすべく読んだ。社会に起きている変化の見方としては、冨山和彦氏の著作の方が統計データもふんだんに用いて事実を分析しており、参考になると思う。

同じ先進国なので似たような分析をしたら似たような結果が出るのではないかと感じるし、このような分析があったら未来の働き方の中に地域の対面型サービス業へのとらえ方は変わるだろう。
どうして冨山氏の著作の方が同じくらい話題にならないのか考えるに、おそらく英語版を出さなければ世界で部数を増やせないし話題を取りづらいのだろう。また、「未来のキャリアを共に考えよう」というテーマ設定の上手さもあると思う。

本書の話に戻ると、ネットワークを活かした小型の事業者という考え方は他の未来予測の本にも登場する。(例えばケビン・ケリーの作品中の集産主義などhttp://amzn.to/2qu205X
本書の特徴は、未来の社会の在り方について働く者の視点を問いかけたことであり、著者自身も他に補うべき内容は各自調べて補うように呼びかけている。事実を知る参考というより、視点だけで身につけて、あとは本当かどうかも含めて自分で調べようという方にとって有用な本だと思う。



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