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「IGPI流経営分析のリアルノウハウ」冨山和彦 著
2017年04月25日20:11
本書は、外資系戦略コンサルティングファームをへて、起業して複数の会社を経営し、政府委員も務めている著者が、経営分析して戦略を立て直すときの方法論を述べたものだ。
産業再生機構で中小企業からJAL再生まで手がけてきた経験から、現場でどこに注意するか、どんな時間軸で計画を立てるか等につき細かくアドバイスが述べられている。

[見解]
企業の経営を立て直すには10年後の業界の姿と事業特性をふまえた勝ちパターンを想定して事業の構造を考える必要がある。それと共に、赤字があるのであれば即効性のあるコスト削減を最初は現場と話しながら細かく積み重ねるなど、改革には段階的な取り組みも必要である。
支える根拠は以下の通り。
・将来に向けてのコアビジネスとそうでないものを分類し、戦略的な取り組みを出来ていない事例が多い
・赤字企業は資金繰りからも緊急事態にあることが多く、その場合には認識を各部署のトップと共有し、コスト削減をしてキャッシュの積み上げを図るのが急務
・現場と協力するのは「現状・目標・各施策とその効果の見込みを共有して一緒に考える」という姿勢でアイデアを募ることで出来た

実際のコンサルタントと経営陣との会話の抜粋など、臨場感のある記載により事例の紹介がなされており、詳細の理解も深まる内容となっている。
[比較と特徴]
現場を見て計画を立てる、目標と現状との差分をコスト削減と抜本的改革の施策により解決していく計画を立てるなど、基本的な記載は大前研一氏の企業参謀およびその要約リニューアル版http://kazunotesu.jp/blog-entry-80.html?spと変わらない。
本書の分量は企業参謀より簡潔でリニューアル版より厚めだ。
内容は実際の事例にそった細かさが特徴的で、一般的な本の想定事例よりも分かりやすいと思う。
事業の計画を立てるときに助けとなりそうな一冊だ。
[参考となる他の人々のサイト]
https://www.axiom.co.jp/column/sp/igpi2015
本書のタイトルにもあるIGPI(経営共創基盤という会社の略称)の事業について、社長である著者がインタビュー形式で説明している記事。

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カテゴリ : ビジネスの本

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