読書アクセス
「充実した読書につなげられるような案内作り」をテーマとして、多読のビジネスマンが本の紹介や比較をしているWebサイト
11 | 2017/12 | 01
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

「マーケティングマネジメント(ミレニアム版)」P.コトラー著


1967年にマーケティングの教科書として記されて以来、何度も改訂されてきた作品の2000年版。時代により移り変わるマーケティングの競争ポイントについて、企業の戦略事例を解説している。
コンセプトはほとんど変わらず、例えば最近のマーケティング4.0も話としては登場しており、技術革新が競争ポイントを動かしたために注目を集めているという流れが把握できる。
最新版は高価だが、もし余裕があればさらに企業事例も増加しているだろうからもっと理解が進むかもしれない。

[内容]
見解は一つあげるなら「マーケティングは系統的に市場について考え、計画を練るプロセスのことであり、市場志向の戦略で成功していくために必須である」ということだ。
ここではその前提で出てきた多くの理論のうちいくつかを紹介したい。
・企業はミッションを明確にして、戦略事業単位での資源配分を決め、事業ごとに強み等の特徴・事業環境の分析を行い、数値目標を立て、市場に向かう戦略を立てた後に製造に移ることで消費者に効果的にアプローチできる。
・消費者を分類して考えるのに、都市かどうか、人口動態、所得、ライフスタイル、使用機会はいつか、など多くの軸で特徴を捉える。細分化・ターゲティング・差別化で浸透できる。
・差別化のポイントは、製品(形態、耐久性、修理可能性など)、サービス(注文しやすさ、配達、メンテナンスなど)、イメージ(企業シンボル、イベントその他)など視点により多様にとりうる。
・製品にも市場にもライフサイクルがあり戦略は変えると良いが、例えば製品は成分や容器の改善によるリステージングといった手法も存在する。
・ブランドを変えたくないという消費者をどれだけ持っているかに関わるのがブランドエクイティで、製品ごとにブランドを分けるのか統一するのか等、ブランド戦略を考える余地がある。消費者の期待に応えれば拡張成功、そうでなければ希釈したと考える。
[比較と特徴]
最大の特徴は読むのに時間がかかること。B5用紙900ページを超える量で、各内容の項目を網羅することに意識が向いている教科書。持っておいて新しいことを考えるとき参照すれば、考え漏れを減らせるのが効用だ。
同じように教授の作った経営書でも、イノベーション三部作http://kazunotesu.jp/blog-entry-26.html?spは経営にイノベーションが起きるときのメカニズムを解説するというテーマの論文であり、趣が異なる。
楽しく読めて驚きがあるのは後者であり、本書は総論にあたる第一部とトピックを読んでおいて、必要なときに読むという取り組み方が実用的だと思う。一度通して読んで、、というのでは覚えられないし総論を忘れては後から振り返れない。

ただ、総論を読んでおき、後で消費者の分類方法のアイデア探し、差別化ポイントのアイデア探しなどに使うとすれば力となるはずの良書である。
[参考になる他の人々のサイト]
https://youtu.be/ol3HeIACFy0
タレントの武井壮さんの、「大人の育て方」という講義動画。マーケティングの考え方「価値がある=人が求めるということ」を、シンプルに説明していると思う。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXZZO57772840W3A720C1000000/
日経新聞がコトラー教授に日本企業の戦略へのアドバイスをインタビューしている記事。


あのライザップが英語力にコミットする!【公式】ライザップイングリッシュ


関連記事

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する



カテゴリ

プロフィール

kazunori

Author:kazunori
こんにちは。読書アクセスを運営しておりますカズノリといいます。
趣味は読書とラジオを聴くことです。
本屋をぶらつくのが好きで、仕事帰りや休日に歩き回っています。ネットで色々なサイトも見ながら本の情報を仕入れては、家やカフェ、通勤途中で、読書をして考えごとを巡らせています。

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる