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「AI経営で会社は甦る」冨山和彦 著
2017年04月06日23:14


戦略コンサルティングで活躍した後、起業したり政府委員を務めている経済人が、技術革新の激化する環境に対応するために企業や社会がどう変わるべきかを述べた本。
「AIをどう活用すべきか」という問いを前半で出して解説してからは、これからの人材論を展開している。

[見解]
AIはそれ自体ではビジネスにならず、使い方を考えて導入に取り組むべき。様子見をしてベストプラクティスを安価で取り入れる道もある。
今後企業に影響を与えるのは個々の技術よりも技術革新を起こすような人たちが快適に働ける環境を作り出せるかどうかの方である。
[比較と特徴]
著者はこれまでもグローバル経済とローカル経済の乖離を指摘してきたり(http://kazunotesu.jp/blog-entry-103.html?sp)、世界の人材動向に主張を出していることがあった。
本書は著者の他の本に比べると、AIのテーマや直近のニュース(例えば、ホンダが赤坂に研究所をもつ等)を取り入れていたり、今後の人材論をより本格的に扱っていたりする点が特徴的だ。
ビジネスモデルの話などは扱っておらず、企業や大学の組織としての在り方に多くの紙面を充てている。
また、技術革新と経済を扱う本として見たとき、注意が企業組織の在り方や大学に向いているところは大前研一氏の本(http://kazunotesu.jp/blog-entry-119.html?sp)と比べてだいぶ雰囲気が異なる。興味に応じて選ぶことになるだろう。

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カテゴリ : ビジネスの本

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