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「なぜローカル経済から日本は甦るのか」冨山和彦 著
ボストンコンサルティングを経て、経営コンサルティングと事業経営を両方行う会社を興して経営している冨山和彦氏の本。政府委員も務めておりそこからの目線も入っている。
グローバルとローカルの世界がそれぞれに別な法則を持ち始めているという説を主張する人物であり、大学も分けようと主張したときにはメディアでも取りあげられていた。

本書は経済がグローバルとローカルで別々の法則を持つことを統計と実態から見つけ出して説明しており、この中で企業や日本政府のとるべき行動を解説している。

[読者イメージ]
これからの経済の動きを知って、個人として或いは所属するチームとしてどのように行動するべきか考えたい人にとって、代わりに沢山考えてヒントを投げかけてくれる良書だ。
[視点]
この本のテーマである経済圏の変化を著者が見つけた背景として、景気が悪いのに人手不足という現場への洞察が説かれる。
ここから、高齢化が進む人口動態、地域密着型のサービス産業の担い手不足、日本のGDPの7割はサービス産業、その大半がローカル、という事実が構造的に影響していることが明らかになり、
グローバル企業とローカル企業のそれぞれに別々な成長戦略が求められていることを説明する。

成長戦略は政府目線だったり企業目線だったりするが、ここで個人やチームとして、各々の置かれている環境に応じて、ビジネスマンとしてどう動くべきかを考えられるはずだ。
[比較と特徴]
本書の特徴は何といっても「経済圏がグローバル企業とローカル企業で分離してきている」という国レベルの仮説を唱えて検証したこと。
このことで本書は日本の今後を考えるうえで強力なロジックを与える作品になっているのだ。
比較するとすれば、日本企業の人材への考え方の変化を主張している、同じくボストンコンサルティングで活躍した堀紘一氏の一連の本http://amzn.to/2k6Klh8や、大前研一氏の本http://amzn.to/2jNToTkが挙げられる。
これらの本は、比較的個人目線から話をスタートしていることが本書との違いだ。
社会現象と結びつけながら今後に思いを巡らすのであれば、本書が最適だと思う。




日本経済新聞社とピアソン社が共同開発! GlobalEnglish 日経版


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