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読書アクセス
「充実した読書につなげられるような案内作り」をテーマとして、多読のビジネスマンが本の紹介や比較をしているWebサイト
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(番外)賃金の推移 ; Ray Dalioの見解


日本の統計の問題として、賃金の動向調査に不手際があり、統計が正確でなかったことが話題となっている。今後はおそらく正確な値を改めて取得して、統計作成体制を考えて、一件落着となるのだろう。
なぜ大企業の調査を行わないことが続き得たのだろうか、というポイントに調査が向けられ、何か組織管理の話で進展もあるだろうが、統計の内容そのものにはあまり目を向けられず済まされていきそうな様相である。

賃金の動向については、アメリカでは内容的なところで問題であると考えられている。
次の図は、世界最大のヘッジファンドを運営するファンドマネージャー、レイ・ダリオ氏がまとめたもので、上位と下位の伸び率の違いを整理している。

20190210125440706.jpeg


ここから分かることは、技術革新の恩恵を受けているのは上位のみであり、富の寡占の拡がりである。以下がその富の分散だ。

201902101520337af.jpeg


さらに、富の寡占については上位0.1%が多くを持つと言われるが、これについてもダリオ氏がデータを提供している。
20190210122141e72.jpeg


富の寡占は社会不安を引き起こしてきているという。レイ・ダリオ氏が著作『Debt Crisis』で述べるところでは、かつて起きたユダヤ人迫害も戦争も、社会不安をコントロールできなかったことが契機となって起こっている。
僕の理解だと、これを未然に防ぐのは
・累進課税や様々な税控除を通じた直接的な富の再分配
・教育の無償化拡大やインターネットでのオンライン講義の拡大、テレワークなど様々な働き方の実現などによる富の獲得機会の拡大を通じた間接的な富の再分配
であり、取り組まれている施策も数多い。
レイ・ダリオ氏はその動きを不足とみて、社会不安の高まりを他国への非難や政権の独裁的な振る舞いに感じ取り、数年内に問題はますます大きくなると予測しているのだ。
ヘッジファンドは金融環境の動きで影響を受けるため、このように常にマクロ統計に分析を加えている。
国内外の統計を分析したときにどのような課題が浮かびあがるのか、本サイトの番外編でも定期的に扱いたいと思う。社会不安を可能な限り回避することは、感情的な争いを回避し、日常を豊かにして穏やかに読書したりする環境に不可欠であると思う。

http://hotbrowncoffee.jimdofree.com/
レポートバンク:統計を確認するのに有用な国内外レポートのリンク等を集めてあるサイト






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こんにちは。読書アクセスを運営しておりますカズノリといいます。
趣味は読書とラジオを聴くことです。
本屋をぶらつくのが好きで、仕事帰りや休日に歩き回っています。ネットで色々なサイトも見ながら本の情報を仕入れては、家やカフェ、通勤途中で、読書をして考えごとを巡らせています。

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