読書アクセス
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「伝わる・揺さぶる!文章を書く」山田ズーニー著
受験勉強の小論文について究めた人が「文章を書く」という側面から人と関わり生きていくことを述べた良書。
文章に表れる他者への意識や人生の意識から書き手の心のわだかまりを見つけ、いくつも問いかけを行うことで本来の表現を引き出した、という事例も初めの方に出てくる。

[見解]
機能する文章は意見、論点、他者の視点等について問いかけが為されて作成されており、それでこそ正しく伝わって心を動かすものになる。

文章は相手と自分についての認識がなければ伝わることがない。同じ文章でも相手によってとらえ方が異なるし、意見の根拠への納得も相手の背景により異なる。
文章にたいして自ら先に問いかけ、(相手にどう感じてほしいか、なぜこう思うのか等)文章を作り込むことで伝わる文章へ洗練できる。

[比較と特徴]
言葉にすることで気持ちや考えを整理して、人と関わることを円滑にしていけるという論理はゼロ秒思考http://amzn.to/2niwWXLと同じだ。
本書が文章について全般的に扱うのに対して、ゼロ秒思考は考えを短時間で言葉にするという手法一点に着目した展開であることが違いである。

文章をうまく書くという視点では、論理的に整理していく技術を述べた作品が主にコンサルタントの著作に多数あるが、本書の著者の関心はビジネスで優位に立つ工夫ではなく、ひと言でいえば、読み手の書く力を解放することである。
高校生のときの現代文の授業に学びそびれたものがあるように感じている方などには、特に有意義な読書になるだろう。

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「企業参謀ノート」大前研一 著
大前研一さんの古典的作品である企業参謀(http://amzn.to/2iIHkGV)を、大前氏自ら現代のニュースも加えつつ読みやすい形にリニューアルした一冊。
マッキンゼーの幹部として戦略コンサルティングの第一人者だったときからの、経営戦略立案の要諦をまとめてきた完成品であるという。


現在に至るまでデータ分析の技術については多くの書物に述べられているが、それに加えてそれらをツールとして使いこなす思考方法も紹介されている。
分析手法や様々なビジネス本による思考技術を習得してきた方には、それらの最もわかりやすい整理方法を知る本として役立つだろう。

最もキーワードのように登場するのは「what's if(もし~だったらどうするか)?」という問いかけの重要性だ。
どんな思考技術も使うスイッチが入らなければ効果が出ない。そのスイッチとして、いつも周囲の出来事に問いかけ続ける姿勢が考える力になっていくのだという。
[見解]
ビジネスモデルに関して著者の述べている見解は
業務プロセスを工程ごとに明確にしたうえで、「うちの強みはこの工程で~していることだ。」と言えるような競争のポイントを見つけ、作り出すことが効果的な戦略を作り出すうえで必須だ
というものだ。
顧客の特徴、競合の特徴、自社の成り立ちの特徴を調べるのは、全てその目的からだという。

また、経営戦略立案のロードマップ概要も記されており、どのタイミングで何を問うべきかの定石も述べられている。

[比較と特徴]
何かを考えるような実務知識を細かく具体的に列挙したものとしては山口周さんの文庫本http://amzn.to/2iLruf1が内容豊富。「質問は紙に落とす、なぜ?ともし?を多用する、etc. 99項目」
また、企業活動のために自らのもつ知識を活用していく方法としては御立尚資さんの作品http://amzn.to/2jJ59P4が分かりやすく定義している。「熱意、経営知識、企業や業界の常識、知識を使う力でビジネス力は成り立つetc. 」
それらの中にあって、本書は経営戦略を作り出すというテーマに特化している。
特に人為的に策定した戦略で戦える今後3年間の戦略を作ること。そのための分析ツール説明、思考方法、戦略策定を述べているのだ。
また、大前研一氏の「企業参謀」は海外でも多く読まれた本である。ロジカルに考えるなど、世界を視野に入れて働く基礎力としても良い内容なのだと思う。

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ただ、本書は経営プロセスを多く考えていく訓練の効用を述べており、読んでいるとそれが面白そうだと思えるという特徴もある。
この本を読んだことなどから、僕が実際に作ったサイトがこちら。
http://blog.goo.ne.jp/kazunotesu

本書は事業の成り立ちを考えてみることを楽しそうだと思える、面白い本であると思う。


タレント本
本屋のコーナーには、「タレント本」という所がある。写真集の近くに置かれていたりする、タレントの人々が著者となっている本だ。
僕はコーナー分けは、新たな視点に出会うためにも今後は本の内容で決めていくべきではないかと思う(例えば、回顧録や生き方のように人間性を主軸にするものなら、経済界の人の作品も加える)のだが、今は堀江貴文氏の本でさえそこにはなかったりする。
新書コーナーでタイトルを見ることで、新たな視点に十分出会えるということなのだろう。本当に書店としてそれで良いのだろうか?
それはともかく、現状の区分でいうタレント本について、最近の良書を一つ紹介したい。

「日本人失格」田村淳 著
これはタレントであり多くの活動を立ち上げている田村淳氏が、「現代社会の人々が著者にどう見えているか」「田村淳氏のこれまでの回顧」を述べている本だった。
そこでは、七つの習慣で主体性をもつために必要と考えられているような見解が述べられている。それは、「本当にやりたいことを考えて、そのために行動を集中して、それをやるための自身の磨き方を考えていることで、周囲に依存しない楽しい生き方が出来る」というものだ。
本当にやりたいことを考える手段として言われるものが七つの習慣(人生のラストを考える)と本書(本当に楽しかったことを思い出す、刺激を受けに動いてみる)で違っていたり、著述の進み方も違うが、素直に似ていた。
支えている考えは、承認欲求に気をとられて同調圧力を受け入れてしまうことが現代日本の問題であり、それはやりたいことに本当に集中すれば自然と周囲を気にしなくなるから解決するということ等だ。
読んで爽やかな読後感が得られると思うし、ネット上で活動を立ち上げることが出来やすくなっている環境をふまえれば、活動を立ち上げる人の増加にもつながる、社会を活性化させるような本だとも感じる。
[比較と特徴]
お笑いタレントが一般的なテーマで出す本としてみると、他には松本人志さんの作品がある。まず似たところでいうと、松本人志さんも本当にやりたいことに向かって常に新たなチャレンジを起こしている人である。
但し、より一層お笑いの追究者だというところが作品に出ており、何しろその文章さえも笑いの起こるものであり、読み手に理解をしてもらうことをまず第一にする(新書として一般的である)本書とはかなり毛色が違う。
直接的に言うわけではないが読んでいて個をもち磨き続けていることや世間一般への見方を感じるのが松本人志さんの本、ズバリ分かりやすく現代社会に則して述べているのが田村淳さんの本だと思う。


「考える技術」大前研一 著
経営コンサルティングの第一人者で、70代の今に至るまで旺盛に活躍している著者が2004年に出版した本。
著者自身の振り返りを含みつつ、そこから得られた考える技術を集約した一冊である。

[見解]
現象の観察から仮説、検証、実験を繰り返して原因と問題解決を行うという思考ノウハウは、複雑になり変化スピードを増している現代で成功するために必須である。
という見解のもとに記されている本。これを支えている考えは、
・企業経営の変革に成果を挙げてきた方法はフィールドインタビューを相手の生活まで考えながら多数行う現場の観察、仮説と検証、実験、問題解決策の提案というものである。
・現代経済は動きに影響を与えるファクターが非常に多くなったため学問のフレームワークが以前ほど当てはまらず、非線形で論理的な思考ノウハウで現場の観察から問題解決する姿勢がより必要になっている。
[比較と特徴]
大前研一氏の他の作品と比べて思考ノウハウに特化した作品であり、例えば企業参謀ノートであれば企業の業務プロセスに焦点をあてて戦略思考を解説したりしているが、本書の目線はより広範囲にわたる。

また、考えるテーマを随所にあげながら読み手に語りかけてきていて、演習的な要素もあることが特徴だ。
仕事術としての、現場ですぐに活用するような思考テクニックとしては、山口周氏の外資系コンサルの知的生産術がもっと具体的で細かく項目分けして解説してくれている。

繰り返しとなるが、これらの本のなかで本書は一般的に思考ノウハウをまとめ、時代背景のなかで必要性を理解させてくれる良書だと思う。
また、著者は英語での業務・出版など活躍の範囲も広い。海外で本を取りあげられたことも世に出たきっかけの1つだったという。
英語学習を考えるのはいかがだろうか。
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いろいろな幸福論
この記事は、いろいろな幸福論の古典http://kazunotesu.jp/blog-entry-40.html?spの、続編のような記事だ。
現代に向けてだんだんと内容が変わってきた過程をざっくりと見てきて、現代日本でどのようなことが言われているのか。
僕が読んできて、生きざまについて、その人それぞれに真っ正面から話していると感じる本について、いくつか挙げていきたい。


日常について全般的に、著者の立場から感じる目線で述べている本。他の著述家の本のような、例えば7つの習慣みたいに、理論的に人間関係の組み立てかたを考察するということはない。
幸福論を読書しながら考えるというとき、
・著者が幸福論の原理原則を追究して、読み手としてはそれを読み学びながら考える
・悩みながらもエネルギッシュにしている著者の語ることを聞きながら自分なりに考える
という二種類のアプローチがあるとすれば、この本は後者だ。(このカテゴリーの古典を挙げるとすれば、ルソーのエミールhttp://amzn.to/2mSKutR。俺はこんなことがあって、こう考えた、こう思った。の積み重ねを読むタイプだ)
著者の日常を扱う様々な話を読んで、ああ自分もそう思うな、と感じるところがきっとある。それが著者の心のこもった生きざまの中で表現され、日々の活力になるのだと思う。
特にここで挙げたうちの二冊目は、話すテーマが異性だったり家族だったりお金だったり、幸福論を考えるとき必ず通るようなテーマである。
ここでAmazonから買わずとも、20年程前のヒット作なのでブックオフで見つけられるかもしれない。もし見つけて立ち読みすれば面白くて笑えるので、少なくともその時間、そんな幸福を感じられるはずである。

仕事に自分なりの工夫をして誇りをもって、社会のなかで筋の通ってないことにはそんな議論をぶつけてみたり、元気に堂々としてたら、けっこう幸福なんじゃないかと、読んでいると思えてくる本だ。
他の幸福論の数々との比較で言えば、30代のエネルギーあふれる口調で人生の様々な話を語り、それが本になっているというところで独特ではないかと思う。

他に日本で多方面のテーマで幸福論を述べているものには、本田宗一郎氏の著作がある。
経済人の作品ながら、タレント本のような読後感のある一冊だ。仕事へのプロフェッショナルな姿勢があって、どんどん成果を出すし、それが個としての自信になって、様々な事柄に本音で接するのだろう。

日常から生きざまを考えるきっかけとしたいなら前者が、会社で働いているサラリーマンとしてというなら後者も、おすすめである。
ただしこの最後に挙げてあるものは、組織で働くことについてのテーマもある一方、一つ一つが短く記されているため、やや幸福論としてはパンチの弱くなっているところもある。
幸福論という今回のテーマでいけば、先の2冊が特におすすめだ。
「僕がプロ経営者になれた理由」樋口泰行 著
日本マイクロソフト社の社長として事業を拡大し続けている樋口氏の経営論。
プロ経営者と言っているのは、他にもダイエー再建などいくつかの企業のトップを渡り歩くキャリアをもち、外部出身の変革者として経営をしている立場のことである。


[見解]
経営の根幹は「従業員の生きがいをいかに創造するか」であり、会社が何のためにあるのか日々考え続けて作る戦略に基づくインパクトのあるプロジェクトによりそれを実現できる
という見解が、本書から読みとれるだろう。
これを支える考えは、
・個々の従業員に生きがいからのリーダーシップをもってもらうことが組織変革の目的であり、業績向上につながる
・美しい戦略は、強い自社の技術を孤立させず、その強さを他の技術と連携する等により新たな差別化を行い競争優位を達成する
というものだ。
それではプロジェクトを立ち上げて進めるための理論は具体的にどのようなものか。
これは著者のこなしてきた事例が本書のなかで述べられているが、それは従業員に顧客に価値を与えていると実感させるような製品提供プロジェクトなとであった。
[比較と特徴]
著者は日系企業から海外留学をしてボストンコンサルティングに移り、そこからプロ経営者として歩みだすという経歴をもっている。
このようなプロ経営者としては、専門商社の経営を進める三枝氏の著作(会社改造http://amzn.to/2lrcfJo)が挙げられる。
比較すると本書にはテーマ別の記述であること、外資系企業の日本トップならではの意識も述べていることが特徴的である。
日本企業のプロ経営者という視点は、同じくIT企業経営の話であるIBM改革の回顧録である「巨像も踊る」http://amzn.to/2m9mCAr と比較しても特徴である。
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こんにちは。読書アクセスを運営しておりますカズノリといいます。
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