読書アクセス
「充実した読書につなげられるような案内作り」をテーマとして、多読のビジネスマンが本の紹介や比較をしているWebサイト
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「思考の整理学」外山滋比古 著
いろいろ考えてみたけど、一通り考えて時間をつかった末、結局とりあえずで動くor動かない…ということが日頃ないだろうか?
あるいは、情報収集はしたんだけど、こんがらがって上手く伝えられない…ということはどうか?
本書はそのようなとき、読んだ本の蓄積を力に変えて判断力を高めるために、ノートすることをすすめる本だ。
[読者イメージ]
上記のような悩みをもつ人。
個人として情報や考え方を整理するというとき、まずはノートに書き留めておくというのがわかりやすい。本書では、この書き留め方についてノートを三種類にしておくことをかなり詳細に述べている。
第一段階のノートとして、まずは根拠と考えを数行記すのが会話などに引き出す上で効果的だという。これは一般的なメモの少し長めのレベルだ。
そこからさらにノートを深める工夫がこの本の作者の知識と経験による技術である。時間のたったころ見直す、改めて話せる形式まで高めるなどの観点で加工をしていく。


[比較と特徴]
それでは、そのように工夫してインプットしたり深化させてきた情報・知識・自身の考えにより、具体的になにか現実的な意思決定するときはどのような取り組みが必要だろうか。
本書は考えをとりあえずストックすることに焦点をおいているので、そこから先を扱う本も比べてみたい。
判断ではその時々に自ら考えて情報の加工を行う必要が出てくるが、ちきりんという作家の本では考えることと本を読むなどの情報収集や図表作成といった作業をまず分けている。
そこから、二つの判断軸で選択肢を評価するマトリクス法だったり、色々な思考を提案して考える速度と正確性を高める手助けをしてくれる。


最後に、考えを整理しようにも具体的になにも出てこないというようなときは、大量にインプットして、好きなことをやるなかで自然と情報を活用していくというスタイルの本http://amzn.to/2kcrX7yもある。

考えを整理することに、読書は力になると思う。
【GlobalEnglish 日経版】


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「ファインマンさんベストエッセイ」R.ファインマン著
物理学者のリチャード・ファインマンというまさしく天才的なノーベル賞科学者が、インタビューや講演、調査委員会報告などでのこした言葉を後輩学者が集めてまとめたものである。
NASA のロケット事故の原因究明レポートという具体的な事例に関するものから、科学とは何か、科学の価値は何かというテーマについて述べたものまで収録されている。

[読者イメージ]
全ての人が、興味をもって読める本。
科学にふれずに日々過ごす人はいないだろう。実験して、信じていることを確かめるという取組みが既に科学の技からきたものである。
地球についての多くの見方も科学が明らかにして人々に伝えてきた知識なのだ。
[視点]
科学についてのファインマンさんの観点は、本書のなかにあるのだが、世代から世代へと受け継がれる知識について鵜呑みにせず、実際はどうなのかを発見しなおすという姿勢である。
この姿勢を幼少期から親の影響もあって持ち、多くのエピソードを作りながら一生涯たいせつに保ち続けた人生を、本書から垣間見る事ができる。
NASAのロケット事故調査報告は、特にその信念をもって強固な組織の抱える問題に取り組むことになった例であり貴重な教訓なのだと思う。
[比較と特徴]
本書はファインマンさんについての数ある本の1つであり、例えば子供の頃からの人間関係を表すようなエピソードを知人がまとめたものhttp://amzn.to/2jH3A0Aもあるし、NASA の事例について経緯をファインマンさん自身が述べたものhttp://amzn.to/2jH3A0Aも存在する。
そのような中にあって本書は、インタビューや講演など、テーマごとのファインマンさん自身の言葉を集めてあることが特徴だ。
テーマ1つにつき20~40ページと、読みやすいサイズである。





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「確率論の戦略論」森岡毅 著
P&Gでマーケティングを習得し、USJでもその力を発揮して復活を成したビジネスマンの戦略論。
P&G時代にグローバルで社内大学のトップを務めていたという。(確率論ということで数式も登場する。)
マーケティング戦略に経営資源を注ぎ込むと考えると、感性に頼る部分をなるべく抑え、科学的に整理して成功率を高める手法こそ望ましいという著者の理念の表れなのである。
[読者イメージ]
と言いつつも数式を一旦読み飛ばしても内容を理解できるように文章の説明がされており、マーケティングに興味をもった人にとっては有益な本だろう。

[視点]
マーケティング戦略を消費者のpreference 、awareness 、もしくは消費者の入手できやすさであるdistribution のどこかにアプローチするものであると定義し、内容を整理している。
このなかで、例えばpreference では「消費者は買ってもいいと思っているブランドをいくつかもっておりその総和がマーケットシェアを構成する」「awareness には単に知っていることと○○として思い浮かぶ、というレベルに分けられ、後者がマーケットシェアに直に関わる」などの深掘りが為されていく。
[比較と特徴]
マーケティングを読み始めるには、森岡毅さんの一つ前の本http://amzn.to/2k1XNmVが分かりやすい。
本書はマーケティングをある程度知っている人が本格的に武器にしていくための本だと思う。
一つ前の本についての記事はこちら
http://kazunotesu.jp/blog-entry-93.html?sp




「ルネッサンス」カルロス・ゴーン著
三菱自動車が、ルノー・日産連合の下に統合されるという出来事があり、2016年の12月はニュースを賑わせた。
ルノー・日産といえば、統合を成し遂げ、日産の経営を立て直したカルロス・ゴーンが有名だ。
ブラジル、レバノン、フランスの文化で育ち、アメリカでも長年経営者を務め、これ以上なくグローバル人材なカルロス・ゴーン。
多言語を使いこなし、メモを後から見返すと様々な言語が混ざっていることもあるという。氏によると、考えるときには言語は関係ないというのが実感らしい。

本書はそんな氏が、生い立ちからフランスでの学生時代、ミシュランやルノー、日産での職務を述べた回顧録である。経営や組織を率いるストーリー、特に多くの文化をまとめあげる経緯について述べている。

[読者イメージ]
これから三菱自動車はどのように経営されていくのか、あるいは異文化の経営統合についてなど、興味のある人におすすめの一冊だ。
地域軸と機能軸のマトリックス型の経営を世界規模で取り入れたり、業績への貢献を文化を超えて一元的に評価しつつも地域での自律的運営をある程度任せたり、様々な手法にも言及している。
また、日産リバイバルプランについて自らの振り返りも述べられる。
[視点][比較と特徴]
多国籍企業での働き方を、一番学べる本なのではないか。
当サイトで取りあげている回顧録の中では、論理的な記述よりも行動によるエピソードから読みとる必要が多い部類だ。常にメーカーで、現場に近くあることを心がけてきた人だ。
コンサルタントのような、ロジカルに効率良く、というタイプとは違ったタイプのビジネスマンであると思う。
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「巨象も踊る」ルイス・ガースナー著
IBM をパソコン会社からIT サービス会社へと変貌させ、凋落から繁栄へと大きく方向転換させたアメリカの代表的な経営者の一人、ルイス・ガースナーの回顧録。
IBM のトップにいた9年間の他にも、生い立ちやマッキンゼー時代、いくつかの企業の経営層にいた時代などにもふれられている。
[読者イメージ]
分量の多い本なので、大企業経営者の考えていること・戦略コンサルタント後の活躍イメージ・とても優れたビジネスマンの働き方・IBM という企業・一般家庭からの成功者の人生観、の少なくとも1つに大きな興味をもつ人向けだ。
そしてそのような人であれば、記憶に残る本になるだろう。


[視点]
どんな興味から読み進めたのかによるが、企業経営についての本としてみたとき、キーワードとされているのはリーダーシップだ。
巨像も踊る、というタイトルのもとになる言葉が出てくるのはリーダーシップをとって企業改革に取り組んだときの考え方の1つで、
「社内の業務プロセスのうち何が特殊で、何が共通にできることなのかを捉えて組織を作り直すことができれば、巨大企業でもスムーズに動く」という部分だ。
リーダーシップをとってどこに取り組み、どんな成果を出せるのかを問いながら読むことは本書のテーマにそった読み方であると思う。
[比較と特徴]
同じように企業の経営者が回顧録を出しているものは、シティバンクの創業者や日本のコンサルタントOBなどもいる。
そのなかで、30万人規模の企業で業態を変えるレベルの組織改革を成したエピソードは本書だけである。その過程でのリーダーシップについての記述も多く、読んでメモしたくなることがいくつも出てくる一冊だと思う。





「使う力」御立尚資 著
ボストンコンサルティンググループの元日本トップが書いたビジネススキルの本。
使う力といっても、部下などを使う力ではなく自らの知識をしっかりと日々活用する力である。これを御立氏は、成し遂げる熱意・業界や社内の知識・経営学などの知識と並ぶポイントととらえている。
[読者イメージ]
主に扱われる場面が会議の運営や調査・報告業務の遂行だ。段取りまで作ったのに意見の乱立で会議がまとまらない、業務の終わりをうまくしきれない..ということで悩むとき、解決策を授けてくれる一冊である。


[視点]
先に答えてしまうと、授けてもらえる力は自らの役割のフィールドやレベルを掴み、応えていく能力か何事も定量的に考えていけるものの見方ではないかと思う。
もちろんビジネス本を進んで読む人は上のフィールドでの活躍を目指す人だと思うが、そのような場合でも「任されていることとは少しずれますけれど」「この前提だとこういうことも考えられます」といった枕詞をつけて、適当な人に働きかけるのが良いという。

[比較と特徴]
読み始めると使う力の特定に最初かなりの時間をかけることになるが、これはビジネスする力をどのようにとらえるかという全体像、ものの見方を学ぶことになる。
これは1つの能力にフォーカスする多くの本より本書がバランスよく知識を得られるポイントになると思う。このような本を一冊読むと、それまでの知識も活用することになるのではないか。
一人の有力なビジネスマンにより能力の全体像を示されていることが特徴だと言えるだろう。



【30日間全額返金】ライザップイングリッシュ

「一冊の手帳で夢は必ずかなう」熊谷正寿 著
目標の立て方について、一代で東証一部上場企業グループを築き上げた実業家が経験談などを背景に語った本。題名からは自己啓発本のような響きがあるが、著者は著述家ではなく、企業経営が本業の人物である。

日頃夢中になれることや、成し遂げたいことが見えづらくなっているとき、もしくは、もっと日常に夢が組み込まれるくらい、はっきりと意識して本当の力にしたいと願うときに有効な力になるだろう一冊だ。


[見解]
夢を具体的にするために、成し遂げたいことをまず思いつくままにメモ帳にやりたいことを列挙することから始まる。
そして目標をメモに列挙することの次は、それぞれの目標達成の土台となる関係性に着目して、ピラミッド型に整理することだ。ここには熊谷社長の具体例が登場するので分りやすい。

ピラミッドを組んだら年次スケジュールを立てて数値目標を置く。具体的な方法をイメージするのには、時間軸も必要となるからだ。
ここでは近いベンチマークを設け、動き出せるかたちのプランを立てる。

[比較と特徴]
カフェや部屋で、休日にでもプランをたてる時間をゆっくり持ってみてこの本を読むとき、その人ならではの楽しい時間がすごせる本。
比較するとすれば、やりたいことを例示してくれるものとして大前研一氏の本http://kazunotesu.jp/blog-entry-134.html?spがあるだろう。他に、インタビューや東京の遊びガイドなど、気になるものを見るのも楽しいと思う。

アクセスVISION:様々な事業や市場について考えたサイト
http://blog.goo.ne.jp/kazunotesu

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「佐藤可士和の超整理術」佐藤可士和 著
ユニクロのデザインロゴ、セブンイレブンのブランディング戦略、今治タオルのブランド化など、多大な成果を出してきた美大卒のビジネスマン、佐藤可士和氏の著作。

日本を代表するブランド戦略家と言える人物だろう。ブランド戦略を扱う外資系コンサル会社なども多いが、個人としてそれを凌駕しているように思う。
本書は佐藤可士和氏が自らの技術の整理もかねて記した本であり、2007年に刊行(その後2011年に文庫化)されたものではあるが本質的な議論が多く全く色褪せない。

[読者イメージ]
日常のなかで、コミュニケーション不足による悔しさや本質的な課題特定への意欲を感じるような方に向けられた一冊だ。


[視点]
ここでは、デザインから思考までに通ずる情報の整理方法が述べられる。
どのように情報を集めて状況把握し、視点や論理をもって整理し、本質的な課題に対応するのかを注意しながら読み進むことが効率的と思う。(著者の整理もこの形をとっている。)
伝えたいことを本質的に知るために会話を重ねるなかで心がけることや、得られた情報をさらに深化させて限りなく完璧にメッセージを伝えるデザインを作り出す方法論が発見できる。
アートディレクターを宣言する佐藤可士和氏は、それをコミュニケーションの本質に迫ることだと位置付けて日々取り組んでいるのだ。
[比較と特徴]
最近の近いテーマの本だと、「イシューから始めよ」が戦略コンサルタントの目線から述べられている。これらと比べると、やはりデザイナー目線は本書の特徴だと感じる。取り組みやすい目線のものから読むのが面白いだろう。
(「イシューから始めよ」の記事
http://kazunotesu.jp/blog-entry-44.html?sp

アクセスVISION:様々な市場や事業について今後の動向を考えているサイト
http://blog.goo.ne.jp/kazunotesu




「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方」森岡毅 著
USJの経営を劇的に立て直した森岡毅さんの本。
マーケティング最高峰の企業であるP&Gで、全世界の従業員にマーケティングを講義していたという世界で有数のプロフェッショナルである。

本書は、そんな筆者の戦略・技術が解説されている貴重な一冊だ。それも全てUSJの復活という具体的な事例も挙げながら進められており、抽象的な理論だけでなくイメージしながらの知識を得られることが特徴だ。 
顧客との関わりをもっている、もしくはそのような関わり方の企画に携わるような方にはとても参考となる本だと思う。

売上個数×平均価格=
消費者数×認知率×配荷率(流通ルート)×購入率×平均価格
で、どこにビジネスドライバーを見いだすか考えて戦略を立てる...などのように、具体的な数式も交えつつ思考の組立方を説明してくれている。


[見解]
マーケティングは戦略の一つであり、目的・目標を設定し、そこに向かうべく価値ある認知度や新規顧客のトライアルや既存顧客のリピートにアプローチをかけるものだ。
アプローチするために、消費者理解・使いうる経営資源などを理解する。価値らしく見えるものでなく本質的な価値を捉え、自らのポジショニングをして戦術を組み合わせていく。..

[比較と特徴]
他に企業経営を劇的に成長へと向かわせたプロ経営者の本には、ルイス・ガースナーのIBM 復活事例についての回顧録http://amzn.to/2jNaFjuがある。こちらはリーダーシップと企業文化の視点での取り組みに則した事例展開だ。
企業の強みを明確にしつつ経営を成功させた実例に基づく本で、違った視点から企業戦略を考え面白く読むことができるだろう。
人ではなく企業に注目しているものには、セールスフォース社についての本http://amzn.to/2onyxdDがある。但しこれは考え方について「顧客ともっと対話する」というところからあまり掘り下げられず、例えば「どこでどんな戦略を立ててこれくらい成功した」というような記載は出ないので、経営戦略の事例として見る本ではない。
セールスフォース社そのものの面白さをスマートフォンで併せて読むと面白い本だ。

これらはいずれもそこに出てくる考え方を試してみたいような、前向きな気持ちになるようトピックを伝えてくれる。興味のあるものを、読み始めてみてはいかがだろうか。


あのライザップが英語力にコミットする!【公式】ライザップイングリッシュ



「スターバックス成功物語」ハワード・シュルツ著
本書は、スターバックスの実質的な創業者(コーヒー豆の小売店だったスターバックスから独立してカフェを成長させ、元の小売店スターバックスを買収)ハワード・シュルツの回顧録だ。

幼少期からどのようなことを考え、何をポイントとして就職、転職、スターバックス育成へと進んでいったのか。次第に従業員25000人の大企業へと成長したとき、どのような課題があり変革を成し遂げたのか。
これらについて記されている。

[読者イメージ]
ビジネス本としても組織作り・リーダーシップなどの示唆を含む著作であり、「堅苦しいビジネス本は気が進まないけど興味はある。スターバックスは好き」という方にベストな本だ。
もちろん、個性的な事業を始めたいという人も興味をもって読書できるだろう。


[視点]
読み進めるのに有効な視点の一つは、「最高級のコーヒーと最高の接客」を競争力のポイント・個性とする戦略をとった原点は何か、問い続けることだ。
回顧録ならではの内容で、そこには働くことの誇りの追求へと向かわせた著者自身の過去があり、最高級のコーヒーに誇りをもって働く人々との出会いがある。
その上に、成長途中の戦略の選択肢を様々なテーマについて検討する日々やより競争力を高めていく経営への心がけ、危機の克服といったビジネスの示唆があるのだ。

[比較と特徴]
数多くのビジネス本、回顧録と比べて特徴的なのは、これが皆さんにとっても身近であろうスターバックスをテーマとする本であることだ。読みやすさ、興味の入りやすさは抜群である。

僕自身スターバックス(特にTSUTAYA提携店)をよく読書に使うので楽しく読み進められた。
カフェのひとときなど、カフェ業界の巨人による回顧録を読んでみるのはいかがだろうか。







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kazunori

Author:kazunori
こんにちは。読書アクセスを運営しておりますカズノリといいます。
趣味は読書とラジオを聴くことです。
本屋をぶらつくのが好きで、仕事帰りや休日に歩き回っています。ネットで色々なサイトも見ながら本の情報を仕入れては、家やカフェ、通勤途中で、読書をして考えごとを巡らせています。

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